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令和時代の新しい幸福論

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私の思う現代女性の生き方/考え方をまとめています。
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#生き方

結婚したくなかった私が、ゼクシィに掲載された話。

年を重ねるにつれて中途半端なこだわりなんか持つもんじゃないなあと思う。そしてそれを公言するのは尚更やめたほうがいい。後々手のひらを返す時にバツが悪いからだ。私はお恥ずかしながら、散々手のひらを返してきた。 19歳で一生処女を守っていくと決めたのも、20歳で絶対タバコは吸わないと思っていたのも、社会に出てからは結婚はしないし、仮にしたとしても結婚式なんかあげない、子どもなんて欲しくないし、きっと可愛いと思わないだろうと決め付けていたのも。 そういうのを公言している手前、『こ

しなっていこうぜ

早いもんで娘はもうすぐ3か月になろうとしている。 京都はとっくに梅雨入りしたし、紫陽花は最盛期を過ぎた。 誕生日に食べた大好きなブションの クレームカラメルとおめかしした娘 6月は誕生月だ。29歳になった。20代最後の歳である。 25歳くらいから年齢が止まってるような感覚だし、パッと自分の年齢が思い出せなくなってきた。もともと”誕生日お祝いアレルギー”の私だが、年を取るたびに自分の誕生日に関して余計に無頓着になる。誕生日を祝われるのがとにかく歯がゆい。嬉しいはずなのに、嬉

他人の懐を気にしながら食う飯ほど味気のないものはない

産休に入って1か月がたった。 久しぶりに地元京都で出会った学生時代の親友たちと、5,6年ぶりとかに会ってご飯を食べたりお茶したりする以外は、積読状態だった本を引っ張り出して読み漁ったり、京都にできた新しい飲食店やカフェを巡ったり、散歩をしたり、レシピを書いてみたりしている。 昨日は19歳で出会って約10年の付き合いになる男の親友と朝ごはんを食べにでかけた。京都の老舗料亭、和久傳がプロデュースするこじんまりとしたごはんやさんだ。東山白川沿いに構える店は間口はそれほど広く

「自立した個人として、一緒に人生を歩む。」“事実婚”を選んだはあちゅうさんが築くパートナーシップのかたち

7月15日、作家・ブロガーのはあちゅうさんがセクシー男優のしみけんさんとの結婚をTwitter上で報告。大きな反響を呼び、ふたりが選んだ「事実婚」というパートナーシップのかたちに注目が集まっています。 「事実婚」という言葉の輪郭のイメージがあっても、具体的に法律婚とどう異なるのか、その実態を知らない人も多いかもしれません。筆者もそうでした。 事実婚が法律婚と大きく違うのは、入籍はしないため同じ戸籍に入らず、同姓にならないこと。ほかにも、税金面での配偶者控除は対象外となり、

女の人が自分のためだけに生きられる時間は案外短い。

もともと記念日というものに無頓着な性分だけど1年前の2月23日、新天皇の誕生日であれば当分、結婚記念日は自動的に休みになるという打算的な家人の提案で決まった入籍日。同じ日の午前中、なんとなくプレ花嫁の気分を上げてみようと三宿の個人サロンへドレス試着に出掛けたんだった。 今思えばあの時はあの時で、結婚に向かう気持ちや自分なりの納得感を得るのに躍起だった。こうやって一年経ってまた違うフェーズになって、なんやかんや家族や親友に「結婚式なんてな、自分の幸せみに来い!ってな、わざわざ