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トマトポトフは夫の味(3/11-3/17)

3月11日(月)〜3月13日(水)
気が抜けていたり、雨降りだったり、お腹が痛かったり。
入社準備をせっせと進めてみたり。そんな3日間。

『きのう何食べた?』のシロさんレシピの苺ジャム
母からお裾分けで頂きました、甘くて美味しかった

3月14日(木)
夫からホワイトデーにふわっふわのパジャマをプレゼントしてもらった。アイスクリームを手にしたご機嫌な恐竜が描かれている。
チョコレートが食べられない夫にはバレンタインデーにパンツ(下着の方)をプレゼントするのが恒例になってきた。ほら、パンツって替え時むずかしいし。洗濯物を干すときになんとなく(わたしにとって)可愛いデザインだとうれしいし。だからこれからもバレンタインにはパンツを贈ることでしょう。

エーリヒ・ケストナー『飛ぶ教室』読了。
寄宿学校で過ごす少年たちのクリスマスの物語。メインは少年たちなんですが、やっぱりケストナーの描く子どもと大人の関係性がとっても好きなんですよね。今作で言うと正義先生(ベク先生)と禁煙先生(廃棄された電車の禁煙車両で暮らしている)が特に。禁煙先生なんてネーミングからしてファンになっちゃう。ちなみに禁煙先生と呼ばれているけれど喫煙者です。
後半は少年・マルチンが、お金がないことでクリスマスを両親と過ごせないことについて描かれるのですが、子どもが親に会えない(しかも両人は会いたいと思っているのに!)ことをケストナーが実体験を踏まえてどれだけ悲しいことだと思っているのか、がものすごく伝わってきて、切ないんだけどあたたかい気持ちになります。
ケストナーの本には「まえがき」が多いのですが(そしてやたら長いのですが)この「まえがき」で幼かったわたしはケストナーと会話した気持ちになったものでした。大人になってもまだまだ学ぶことは多いなあ。

私がいまいうことを、よく頭にいれておきなさい。かしこさのともなわない勇気は、不法です。勇気のともなわないかしこさは、くだらんものです!世界史には、ばかな人々が勇ましかったり、かしこい人々が臆病だったりした時が、いくらもあります。それは正しいことではありませんでした。
勇気のある人々がかしこく、かしこい人々が勇気をもった時、はじめて人類の進歩は確かなものになりましょう。これまでたびたび人類の進歩と考えられたことは、まちがいだったのです。

エーリヒ・ケストナー『飛ぶ教室』岩波書店
p23-4 第二のまえがき

3月15日(金)
先週に引き続き山田杏奈ちゃんの出演映画を鑑賞。
『彼女が好きなものは』を観たのですが、これはずっと観たいと思いつつNHKで放送していたドラマ版『腐女子、うっかりゲイに告る。』(原作が同じです)が好きすぎたあまり、なかなか手を出せていなかったんですよね。でも、結末を知っていてもやっぱり良かった。
今までにも杏奈ちゃんと楓珠くんのキャスティングって何度も観ているので安心感があるし、あと旺志郎くんもこういう役が超似合う。
連続ドラマと映画では表現できる時間が違うのでそれぞれの登場人物にぐっと没入出来るという点ではやっぱりドラマの方が強かったかなあと思いつつ、映画では濃縮された時間の中で紗枝(山田杏奈)のスピーチがサビとして効いてくる。ドラマでも映画でも壇上に真っ先に走っていく亮平(前田旺志郎)が本当に本当に好きなんだよ…。
「自分を守っているんじゃなく、私たちを守っている。」
このフレーズが優しくて強い。紗枝の、渾身の勇気で愛だ。

3月16日(土)
夫と久しぶりにオオゼキに行った。久しぶりに行くスーパーってなんでこんなに楽しいんだろうか。オオゼキもヤオコーも店員さんがハキハキテキパキ働いていてこちら側まで背筋がピンと伸びちゃう。
夜は夫がトマトポトフを作ってくれた。まだ夫が恋人だった頃、大学の近くでひとり暮らしをしていた彼の家にはじめて1人で訪れた際、わたしのために作ってくれたのもトマトポトフだった。実家ではあまり出なかった献立。なので、わたしにとって夫が作ってくれると嬉しい思い出の料理でもある。にんにく、ベーコン、ソーセージ、じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、トマト、キャベツ、アスパラ、セロリ、パセリ。たくさんの具材を黙々と切っていくのを見ていると、本当に料理が好きなのね、と思う。これからも何回だって作ってもらいたい。トマトポトフがわたしにとっての夫の味だ。

逆転裁判4、2つ目の事件『逆転連鎖の街角』をクリア。
並奈美波 なみなみなみ北木滝太 きたきたきたってそりゃ運命じゃん?って思っちゃう名前同士だね。滝田くん、動きと表情がかわいくて好き。

手帳のらくがき
極道キタキツネ一家の跡取り息子、キツネを模した髪型がキュート

3月17日(日)
気温が20度を超えた。暑い。そして風が強い。
母とお墓参りに行った。「あら、先に誰か来てるみたい。綺麗になってる」って言いながら、隣の他人のお墓にお参りしそうになっていた。同じ名前が並んでいるし、同じくらいの面積だし、確かに間違えそうになる。あぶないあぶない。
これからのお墓の話が出て、わ〜リアルOVER THE SUNだわ〜なんて思う。ついこの前も夫側の親戚の墓守がウンタラカンタラと話題に出ていた。あれ、もうそういうことを考えなくちゃいけない年齢なんですっけ。
隣駅まで歩き、お蕎麦を食べ、雑貨屋さんで母に誕生日プレゼントを購入し、解散。そうそう、お蕎麦屋さんが注文後40分経ってからお蕎麦が提供されたんです。あれ、注文通ってないかな?って(QR注文だった)不安になる時間。結局不安になるだけで何も言わず、聞かず、黙って待つだけだったのだけど、30分経過したくらいで一言声を掛けてみても良かったのかもしれないなあと今になって思う。こういうことがいつまでも下手だ。一般的にお蕎麦屋さんなら何分くらいで「遅いなあ」と感じるものなんだろう。


日記以外のnoteも書きたいなと思いつつ、1月からこうして週報が続いているのは素直に嬉しい。仕事が始まってもこのペースは保っていけると良いな。さて、どうだろう。

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