皆色んなものを背負って生きている

昨日は会社の先輩と初めて仕事終わりにご飯に行きました。その先輩は仕事がとってもできて、大変尊敬している方です。それに、とてつもなく大変な立場の方なのに、人前で苛立ったりすることがなく、自分も同じようになりたいなって思っている人です。

普段は仕事の話しかしないので、その人自身について知ることは少なかったです。昨日は少々お酒も入っていたため、普段聞くことのできなかった家庭の話もしてくださいました。

家庭の話を聞いて、私は壮絶な思いをいだきました。詳しいことは書けませんが、どうやら奥さんが病気を抱えているため、先輩一人で子育てに向き合っているそうです。仕事では管理職として、組織を引っ張るリーダーとして、そして商品の開発責任者としてこれでもかと言う程の仕事をこなしています。正直私だったら、毎日文句を言っているような量。また、私のような後輩からは相談ごとも沢山きています。

仕事でも私の想像を絶するくらい大変なはずなのに、家庭でも同じように想像を絶するくらい大変であることを今まで知りませんでした。

皆、他人には知られないところで、沢山の苦労をしていたり、色んな責任を背負って生きているんですよね。それが大人になるってことなのかなとも思いました。苦労の数は人それぞれかもしれませんが、私達人間は一人ひとり、生きることを頑張っている。会社で見ている顔だけがその人の人生ではないです。裏側には大変なことも幸せなことも沢山の出来事を経験している。そんな背景があるからこそ、相手を思い、助け合って生きることが必要なんだと感じます。

自分だけが忙しい、大変ではなく。相手にも自分の知らない事情があり、皆忙しく一生懸命に生きていることを肝に銘じて、一人ひとりと接していきたいです。この気持が相手のことを理解することにもつながるのではないでしょうか。