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海外コスプレ撮影のすすめ

2023年8月〜2024年3月にかけ、旅行等で海外に行く機会が多かったため行く先々で撮影をしてみた。そこでわかった海外のコスプレ事情と、どのように海外でコスプレ撮影を行えばよいかというものを書いてみようと思う。


海外のコスプレってこんな感じ

海外のコスプレ事情

アニメが世界中で広まるに従って、コスプレもひとつの楽しみ方として世界中で愛好家たちがいる。自分自身海外に行ってみて「え、こんなにコスプレイヤーいるの?」とすごく感じた。たぶんみんなが思っている何倍もコスプレは楽しまれていて、大きなオタクコミュニティが形成されている。

そんな中で、今までいろいろな国のコスプレイヤーと交流してきて感じた「日本と海外で大きく異なる部分」をまず列挙してみようと思う。

イベントは更衣室が(基本的に)ない
海外にもコスプレイベントはあって、そこで皆写真集やグッズを販売したり、コスプレイヤー同士やファンとの交流がたくさん行われている。だが更衣室が用意されるというのはとても稀なケースらしい。みんな家やホテルで着替えて車や電車で会場に来ている。
シンガポールで撮影したとき、ナヒーダが電車の改札からトコトコ歩いて出てきたのが最高にかわいくて面白かった。

法を守っている限りどこで撮影しても問題ない
日本でよく見られる「ロケ地許可済」という最高に謎な記載、それが海外にはない。法律がルールであるため、法を守っている限りどこでどのような格好をして撮影しようが問題ないという考えが共通認識として存在する。よくよく考えれば当たり前の話だが、日本いる人からすると相当意味がわからない話だと思う (個人的には法に優先するルールって何だよとは思う)

今まで数カ国で撮影してきた限り、以下の共通点がある
・公共の場所の場合、禁止と明記されていなければ撮影可能
・誰かの持ち物の場合、持ち主に確認してOKを貰えば撮影可能
 ※国によってルールが異なる可能性があるので事前に確認すること

相手にメリットのない撮影は有償で依頼する
日本では写真を販売するときにだけお金の話になることが多いが、今まで見てきた海外では有償での撮影依頼が当然となっている。これを知らずに撮影募集をしたとき"How much is your rate?"と突然聞かれてびっくりした記憶がある。

海外で撮影するメリット

  • 海外の友達がたくさんできる
    一度仲良くなるとインスタのDMで普段から話したり、まわりの人たちとも交流できたりするので輪がとんでもなく広がって楽しい。

  • 日本との文化の違いが面白い
    アニメ文化の受け入れ方、日本へのあこがれ等、いろいろな違いがあり本当に面白い。ちょびっツのコスプレしてるレイヤーさんを見つけたときは本当にテンションがあがった。

  • 日本では撮影できないロケーションで撮影できる
    日本にはない日差し、植物、建物、雰囲気で撮影できて最高。人種の話をすると、洋風のキャラクターは欧米人の方が似合うと思う。
    写真についてはぜひこの下を見て欲しい。

海外で撮影した写真たち

海外で撮影するとこんな写真が撮れるよ!!

原神 ナヒーダ (ロケ地: シンガポール, Gardens by the Bay, Leica M (Typ240)+summilux 50 asph.)
原神 ナヒーダ (ロケ地: シンガポール, Gardens by the Bay, Leica M (Typ240)+summilux 50 asph.)

シンガポールは熱帯雨林気候なので、スメールの雨林地帯をよく表現できてめちゃめちゃ良いなと感じた。ちなみにここは公園なので許可必要なし。立ち入り禁止ではないので、草が生い茂っている場所にも入って撮影できる。天国か。

リゼロ エミリア (ロケ地: シンガポールのカフェ, Leica M (Typ240)+summilux 50 asph.)

フォロワーさんが電話で聞いてくれて撮影しに行ったところ。シンガポールは夏暑いのでカフェで撮影するのが当たり前らしい。「食べ物注文してくれたら席立ったりして自由に撮影してくれていいよ」と店員さんが言ってくれた、優しい。

NIKKE ユニ (ロケ地: アメリカ Fort Tilden, Leica M9-P+Light Lens Lab 35mm f2)
NIKKE ユニ (ロケ地: アメリカ Fort Tilden, Leica M9-P+summilux 50 asph.)

ニューヨークのちょっと外れにあるアメリカ軍要塞跡地で撮影。今は海が見える公園になっていて、ランニングや散歩、ピクニックをしている人たちで賑わっている。廃墟のような場所が何箇所かあり、入ってはダメなところにはフェンスが張り巡らされている一方、撮影した場所は結構な数の人が見学していた。ここも許可必要なし。

葬送のフリーレン フリーレン (ロケ地: アメリカ, セントラルパーク, Leica M9-P + summilux 50 asph.)

セントラルパークのBethesda Terraceで撮影。ここも許可必要なし。
ニューヨークのど真ん中にある公園の日曜日だったので死ぬほど人がいた。それにしても本場の洋風建築は素晴らしいと思う。
撮影の後にフリーレン様にめっちゃ美味しいイタリアンをご馳走になった。かなりおしゃれなイタリアンのお店で眼の前にフリーレンが座っている光景が面白すぎたし、陽気な店員のおっちゃんが「いいコスプレだね!俺もフリーレン見てるんだ!」と話しかけてきてくれて楽しかった。

海外で撮影をする方法

では実際に海外で撮影するにはどうすればいいの?という疑問に答えるため、被写体募集の仕方や気をつけるべきことを書いてみる。

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