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六甲比命大善神社を参拝

祀られているのは瀬織津姫
案内板に歩を進め結構な山道に入ると同時に
晴れ間と雹交じりの小雨。

前日の大雨でぬかるんだ山道
慎重に進む。

今回のルートから、まず見えたのは仰臥岩。
でかい。興奮高まる♪
大人3人が余裕で仰臥位とれるまな板のような巨石。

更に進むとぱっかん、ときれいに割れた雲ヶ岩(紫雲賀石)。
修行中の法道仙人の前に毘沙門天がこの岩上に立ち現れた、と。

歩を進め、ほぼ垂直の階段を降りる。
巨石の前にこじんまりと六甲比命大善神社のお社が現れる。
よくよく見て息をのむ。
お社の背後は想像以上の巨石、六甲比命大善神が鎮座。
お社は斜めの巨石を支えているようにも見える。
ご神氣が溢れている。

山の上は冷えた。
空からパラパラと落ちてくる氷粒と
苔むした岩肌からは小さなつららが下がる。

更に下る道は急で険しい。
けれど細い手すりが設けられていてありがたい。
この日、泥だらけで道を整備されている方がおられた。

下ると心経岩(縦5m 横6.5m 重さ約500t)が現れる。
落雷で割れた石面に般若心経が彫られている。重厚な存在感に圧倒された。

元来た道を戻り、再度、六甲比命大善神社のお社に向かう。
他の参拝の方に教えられ、社殿の背後に回り込む。
より巨石近くに祀られた、厳かな空間。自然に手が合わさり、頭が垂れた。

参拝を終えると道を整備されていた方と少しお話し。彼はかなり控えめに「縄文」を語り「お話しできて良かった」とはにかんだ。前日の大雨の中、整備を始められたとか。
「瀬織津姫に悪い事しましたか?と問うたほどの大雨で…けれど結果的にいい禊だったんです。」と柔らかくにこやかに話され、明日の春分にはより多くの人が来られるだろうから、と道を踏み固められていた。

雨上り、ちょうど正午の陽射しは露を湛えた苔とつららを反射させていた。


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