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酸ヶ湯温泉

青森は良い温泉が本当に多い。今回は雪国で死にかけつつも秘湯に行ってきた話です。

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青森県、八甲田山中にある300年の歴史を持つ湯治場として有名な酸ヶ湯温泉。道中、雪が残っているためにトロトロと車で向かう。レンタカーなのでスタッドレス履いているから大丈夫だろうと気を抜いた瞬間、「ガガガガ」と音がし「あ、ABS効いてる...」と思った瞬間、目の前に大きめの雪の固まりがあり、思わず強くブレーキを踏んでしまった。

スリップした。

ストップがかかったタイヤは凍った地面を滑り、慌てた僕はハンドルを回してしまったが故に、車は右へ左へ頭を振りながら、止まることなく滑る。道路脇で幸いにも止まったが、「あ、これはヤバいかも。」と思った。

マジで死ぬかと思ったけど、生きていたのでこれは反省として心に刻み「時速30kmで走ること」と「ブレーキは踏まずにエンジンブレーキ」で進むことを決める。オートマでもLに入れればOK。雪道怖い。とは言ったもんだ。

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部屋は6畳間で、青荷温泉と同じくお湯が入った魔法瓶に、湯呑と急須。何もしないなら十分な広さだった。パソコンで記事を書いたり、本を読んだり、温泉に入って何もしない時間を楽しめるつくり。

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(参考)

温泉はと言うと、こんな感じで千人入れるという混浴仕様の巨大なお風呂。180畳あるらしい。源泉かけ流しの強酸性の泉質。かけ流しと言っても、硫黄の匂いもそこまでキツくもなく、そこまで熱くも無い。若干ぬるいかも。と感じるぐらい。

とはいえ、雪の中で半分ぐらい凍ってしまった体を、じっくりとあたためてくれる。スリップと夜道で心も半分ぐらい死んでいたが、流石は湯治場。一回浸かるだけで大体回復した。

もちろん混浴だけではなく、男性女性専用の別々の風呂も用意されているし、混浴風呂も一部女性だけが入れる時間もある。(それなら男性も用意してくれ!)

風呂を上がれば後は部屋の過ごすのみ。雪国ならではの寒くこじんまりとした6畳間にストーブの音が響く。

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朝起きるとまさかの大雪。一晩でここまで積もるのかと思うぐらいに積もった。雪国だな〜とおもう風景。雪に囲まれて、冷え切った体に温泉は良い。

まーた、怖い思いしながら雪道走るんかよw。と思いながらも雪国の洗礼を浴びながらなんとか帰った。

と、今週も色々泊まりました。今回も備忘録です。以上です。

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