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2024.02.20 カードの切り方

人生は選択の繰り返しだ。
やる選択、やらない選択、やれなかった選択。
やらないで後悔するより、やって後悔した方がいいというclichéはいつでも頭の隅にある。
だから、やらないという選択をしたことはないつもりだ。
だけど、後悔がないかと言われればあまりないが、ifを考えてしまうことは多々ある。

あの時もし違う選択をしていたら、今は変わっていたのだろうか。
まあ、こんなことを考えたとて、当時の自分が選んだ選択肢は、当時の最善策であり、それ以外は選べなかっただろう。
でも少し考えてみる。
選ばなかった選択肢の方を。

もしあの時、決別の道を選んでいなかったら、私は今頃どうしていたのだろうか。
うん。想像ができない。
仮に、彼とは楽しく遊べてたとしよう。
それ以外は?
きっと嫌気がさして、ここにいたいけどいたくないと思っていそうだと容易に想像がつく。
モヤモヤした毎日を送っていそうだ。
結局、遅かれ早かれ決別の道を歩むのだろう。
つまり、離れるという選択肢は絶対にとるのだ。

では、別れ方について考えてみる。
一方的に何も理由も告げず、別れた。
ただ、そこにはもういたくないという理由のみを残して、連絡手段も断ち切った。
連絡を取ろうと思えば取れる状況ではあるが、メインで使っていた媒体はブロックした。

弱みを見せれば良かったのかもしれない。
本当は付き合いを続けたい。でも、彼女の存在が嫌すぎて、これ以上ここにいるのは無理だと、伝えれば良かったのかもしれない。
もしかしたら、タイミングが合えば伝えたかもしれない。
だけど、実際はタイミングが合わなかったのと、想いを伝えて振られた彼に、そんなこと気軽に言えるはずがなかった。
言ってくれれば良かったのにと言われても、きっとそんな甘えられなかったよと私は答えるだろう。
もし、告白にOKをしてくれていたら話は変わったのかもしれないけど、NOと言われてる手前、そんなわがままは言えない。
色々なことを気にしてしまう彼に、言えるわけない。
受け入れてもらえるかわからない気持ちに、甘えられるほどの強かさはない。
相手を困らせるかもしれないと思いながら実行に移すこともできない。
自分の行動一つで他人同士の関係性をネガティブに変えてしまうかもしれないことは、できればしたくない。
だから言えなかった。

これはやらなかった後悔なのかもしれない。
言っておけばよかったと。
付き合いを続けたかったと。
だからこんなにクヨクヨしてるのかもしれない。
ただ、自分の性格において、同じ選択肢を迫られた時、私はきっと同じ選択をする。
直感よりも優れた行動選択の基準を私は知らない。
だって、誰よりも信じられる人は自分の心だから。
何よりも揺るぎなく、何よりも不確かで確かなのは自分の中の気持ちだから。

自分の可能性を信じるしかないのだ。
自分が選択した道を信じて突き進む。
それでよかったと思える道にする。
切り札はいつも自分自身。

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