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慌てん坊のサンタクロース⁈

新年明けてしまいましたが、クリスマスの話題を笑。

うちの母はイベントごとが好きで、特にクリスマスは特別らしい。
私にプレゼントを届けてくれるサンタさんの正体は母だということが分かった高校1年生からも(とても純粋な娘だよ、君は笑。)、必ず毎年私専用の大きな靴下の袋とプレゼントを用意してくれる。
そして、毎年25日の朝、私は嬉々として、「今年もサンタさん来た〜!」と、茶番をする。
一人暮らしをし始めてからも、必ず12月にはうちに来て、プレゼントを用意して帰っていくという執念深さを持ち合わせた、サンタさんは今年もプレゼントを用意してくれた。
ただ娘が何を欲しいのかわからないため、今年は3,000円の予算で何か欲しいものがあるかと聞かれ、10巻から最終巻までのCCさくら クリアカード編の大人買いを依頼した。

私は、世代としてはドンピシャではないが、小さい頃からさくらちゃんが好きで、アニメは好きな回であれば次のセリフがわかるくらいのCCさくら好きである。
さらに、高校2年の時に転入してきた「さくら」という名前の女の子を最初から躊躇なく「さくら」と呼び、卒業時の手紙に「さくらってすぐ呼び捨てで呼んで、仲良くしてくれて嬉しかった」と書かれたが、本人はただ合法的に声に出して「さくら」という名前を呼べることが嬉しかっただけだだという罪悪感しかない友情エピソードも持っている。
それぐらいCCさくらが好きで、クリアカード編の10巻から続きが気になりすぎて、1巻1巻読むのは耐えきれないと踏んだ私は、購入することをやめていたのだ。
そして、この11月にTwitter(現:X)でクリアカード編、完結!というようなツイートを見て、「あー、これでいつでも買える」と思っていたところに、クリスマスプレゼントに何がいいかと聞かれれば、CCさくらでしょ!
ワクワクしながら、母と本屋さんに行き、本屋さんの棚に並んである全13巻を見て、自分が持っていない残りの3冊を購入して、数日間手元にあるのに読めない苦行に耐え、迎えたクリスマスの夜!
クリスマスが平日で、仕事が終わって夕食をさっさと済ませた、寂しいクリスマスの夜!!!
Q. 13巻の最後のページを見た私の感想を述べよ。


A. 「14巻へつづく」ってなに??????


そう。私の行った大手書店の棚には、最新の2冊がなかったのだ。
私は、11月に完結!というツイートをチラッと見て、何巻が最終巻か把握していなかった(ネタバレを踏む可能性があるしね!)。
だから、本屋さんに並んでいる1〜13巻を見て、当然のことながら、13巻が最終巻だと思い込んだのだ。
物語は私が予想した通り、まさに佳境!一気に読みたくなるようなところで、次の巻へ続くとなっていたし、10巻で読むのをやめていた私えらい!と思っていた最中の悲劇だった。
もういてもたってもいられなくなった私はコートを掴み、最寄りの本屋さんへ駆け込み、そこにあった14巻と15巻を購入し、「もうサンタさんたら慌てん坊なんだから」と笑いながらも、最速で家に帰った。
そして、再度CCさくらの世界へ旅立ったのだ。
だが、悲劇はこれで終わらなかった。
Q2. 15巻の最後のページを見た私の感想を述べよ。


A2. 「16巻へつづく」ってなーーーにーーーーー???


ここまでくると、もはや悲劇なのか喜劇なのか、わかるまい。
そう、15巻が最終巻ではなかったのだ。
さらに、16巻はまだ発売されておらず、発売されるのは2024年4月1日だったのだ。
おそらく私が見たツイートは、15巻が発売された時に「ついに、次巻で完結!」というような内容だったのだろう。
それを私が、完結したものだと思い込み、ここまでの悲劇を生んだのだ。
これが私の2023年のクリスマス。

サンタさんへ

今年はサンタさんが慌てん坊ではなくて、私が慌てん坊のおっちょこちょいでした。
欲しかったプレゼントは、最終巻までの大人買いセットだったので、後から買った2冊と4月に発売される最終巻の料金は請求してもいいですか。
はい。ダメですね。
わかりました。ちゃんと自分で買います。
来年はちゃんと下調べをしっかりしたものをお願いしようと思います。
今年のクリスマスは少し虚しく、少し楽しかったです。

悲劇よりも喜劇が似合う女 たゆより

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