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激動?の2023年

 Noteの「連続投稿チャレンジ」を知り、挑戦してみようと思い立った。そのうちの一つ、「今年を振り返って」として、3つのことを書いてみたい。
 

1.転勤した

 今年3月にいきなり転勤を命じられた。校長には「この学校に続けて勤務してもらえるよう、市教委に強く言っておく」と言われていたので、まさかの転勤であった。「再任用は一年契約」であることと、人事対して校長はほとんど力がないことを実感させられた。
 12年ぶりの担任、10年ぶりの職員室常駐、30年ぶりの生徒会担当、そして、足かけ3校で20年以上顧問をした、放送局の顧問を外れた。
 今までの学校は「国公立大学へ進学するためにはここが最低」と言われていた。そこから、札幌市立高校で一番の進学校への転勤である。教科書もかわり、より高度なことを教えていかなければならない。加えて昨年度から学習指導要領が変わり、化学、特に「化学反応とエネルギー」の分野の記述が大きく変わっている。転勤がなければ、今年度は旧課程の3年生だけの授業だけになるはずだったから、急に新課程の熱化学の分野を研究することになった。
 私は授業プリントを用意して生徒に配り、授業を進めることをほぼ30年間続けている。コロナ禍で臨時休校になったとき、プリントをパワーポイントにコピーしてスライドショーをつくり、パワーポイントのスライドショーの記録機能で動画にして、生徒たちが見られるようにYoutubeにアップした。(当時できる唯一のオンライン授業の方法であった。)以来、パワーポイントを利用して授業するようになり、それをここ5年くらい続けている。
 転勤がなければ、昨年度つくったものを使い回しすればよい。しかし転勤によって、大幅なバージョンアップを余儀なくされた。(それでもパワーポイントの利用はやめない。黒板に文字を書く時間が節約でき、授業を効率よく進めることができるからである。)
 こんなに苦しんで授業研究したことがあっただろうか、と思うくらい悪戦苦闘した。そして、今までのように、準備室に籠もって集中してやれる環境はない。職員室の自分の机以外にできる場所が与えられていないからである。授業については本当に大変な思いをした一年であった。

2.Noteに出会い、投稿し始めた

 部活の担当が、放送局からメディア局に変わり、その活動の中でNoteを知った。SNSの記事のコンテストに出たい、という生徒の希望に応え、メディア局のNoteアカウントをつくったついでに自分のアカウントもつくった。生徒はほとんど書かないが、私は時々投稿するようになった。自分が書いた文章を読んでくれる人がいて、「スキ」を着けてくれる人がいて、励みになった。元々文章を書くことが好きだったので、色々な文章を書いて投稿している。文章の善し悪しでなく、たくさん書くことが重要だと思って、そんなに頻繁にというわけには行かないが、書き続けて行きたい。
 11月にショートショート作家、田丸雅智さんの講座を受ける機会があった。私は放送局の顧問として、生徒と一緒に物語をつくることの楽しさを知ったが、田丸さんの講座で、ショートショートの面白さもわかった。Noteにもショートショートを2編書いている。いつか、長編小説も書いてみたい。そのストーリーも頭の中にある。まず文章にしてみることが大切だが。

3.平和のために

 2022年2月、ウクライナにロシア軍が侵攻を始め、2年になろうとしている今でも終戦のめどは立っていない。また2023年10月、ハマスのイスラエル奇襲に端を発したイスラエルのガザ地区に対する執拗なまでの攻撃はとどまることを知らない。
 それらに対して私たちは何ができるだろうか?私は教職員組合からの案内される、反戦に関する集会には極力出席している。今の情勢を学び、「戦争反対」の声を上げることが私にできることの一つである。
 それぞれの紛争の背景、現地の様子などを学ぶことができた。私はキリスト教徒であるから、クリスマスは教会で祝う。救い主キリストがこの世に来られたことを祝う日である。キリスト教徒にとって最大の喜びである。
 しかし、今年のクリスマスは心から祝う気になられなかった。こうしている間にも、たくさんの人が戦争で住む場所を奪われ、死んでいっているのである。思わず目を閉じ、一刻も早く戦争が終わり、平和が訪れるよう祈った。いつまでも祈り続けたい。平和のために祈ることが私にできるもう一つのことである。

 以上、私の今年を振り返って見た。

#今年のふり返り

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