『Give&Take』実践/テイカーから身を護る方法
『Give&Take』はすごく好きな本なんですけど、実践がとても難しい本だと思います。
でも、コミュニティがギバーで溢れたらHappyですよね。
でも、そういうギバーで溢れたコミュニティは、テイカーに狙われやすいです。
「貰い放題w」って思うらしいですよ。
実際、かつて私はいくつか作ったコミュニティやチームに、ひとりのテイカーが乱入して荒稼ぎしたりマウントしまくって、大変なことになりました。
コミュニティオーナーは、テイカーから自分の仲間たちを守らなくてはならない。もちろん、自分自身もです。
まだの方はぜひ読んでみてください。一読の価値があります。そして一読では理解と実践がおいつかないので、コミュニティのメンバーと話し合うとよいと思います。
先日も、あるギバーのコミュニティの運営ミーティングに参加した人がいました。でも、その会で何の発言もしないし、ずっと聞いているばかり。
はじめての参加で不安なことでもあるのかな?と思いながらフォローしていたけど、最後に何のためにそこに来たかという事を聞いて合点がいった。
「ここの運営方法を自分の仕事に活かしたくて」
「無料で教えてもらえると思ってきた」
ということでした。要約するとそんな意味。
「あぁ、もらいに来たひとね!」と理解した瞬間です。
「えっ」って場の空気が固まったんですけど、本人はいたって普通。
それでいて、「コミュニティの運営がうまくいかない」っていう事も言われていて、そりゃあ上手くいかないでしょうと。
テイカーの主催者がコミュニティを運営する動機は
・勝手に自走してくれて楽になりたい
・無償で動いてくれる人が欲しい
・自分の集客を楽にしたい
っていう動機が多い。
そういう人のコミュニティ、手伝いたいと思う?
テイカーのまわりにはテイカーが集まるし、そういう集団では、価値の循環が起こりません。
だから、もしも「あ、もらいにきた人だな」ってわかったら、その人から「なにかをして欲しい」と言われたら「お金」を請求するのが一番の得策です。
社会のため、とか
誰かのため、にやりたいという動機で語れない人とは、きちんとビジネスとして対価でつり合いを取っておくこと。
テイカーの特徴や行動傾向として
・主語が自分(自分のための発言)
・人にGiveしている様子がない
・貰う姿勢でものごとに参加する
・他のメンバーが自分なりに自分の仕事をつくって役割分担をしている時に沈黙する
コミュニティは色んな人が参加することも場の魅力です。
テイカーも、キッカケがあればギバーに転向します。
私もテイカー傾向がとても強かったのですが、いまは意識してギバーであろうとしてふるまいますし、ギバーには自然とギバーのふるまいになっています^^(よかった)
出会う人からテイカーをゼロにすることは難しいと思いますし、そこに腐心するのは時間がもったいないので、そういう人との付き合い方を心得ておくことで、無限吸収されて疲弊するのを防げます。
お役に立てましたら幸いです。
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