シルク2023年度募集気になる馬

シルク2023年度気になる馬


ブラックエンブレム 牡馬 3月5日 国枝厩舎 16万円

父ロードカナロア 母父ウォーエンブレム

母は秋華賞馬。
兄弟に札幌2歳S勝ち馬のブライトエンブレム、フローラS勝ち馬のウィクトーリア、障害含めて8勝のアストラエンブレムがおり、まさにシルクの看板血統馬。
意外にもロードカナロアをつけられたのは初めてで、今までサンデー系の馬ばかり父に迎えていた。
基本的に早い時期から活躍できるし、瞬発力を使えるタイプなのでカナロアとも相性は悪くないはず。
むしろサンデーを持たない配合になるので、種牡馬になった時に価値がすごく出やすい。

馬体的にはどちらかというと父方のロードカナロアが出ている印象。マイル以下を主戦で頑張れそう。
馬体重が軽い兄弟でも複数勝利を挙げている馬はいるが、もう少し大きくなってくれたら文句なし。


エノラ 牡馬 4月23日 高柳瑞樹厩舎 8万円

父ドゥラメンテ 母父Noverre

母はドイツオークス馬。
ドイツ血統らしい種牡馬を組み合わせられた、地味ながらも日本で活躍馬が出そうな血統背景。
産駒にはフォーテというロードカナロア産駒でダート短距離で4勝している馬がいる。
本馬は父にドゥラメンテを迎えていて、個人的にはドゥラメンテはドイツ血統と相性が良いと考えている。スターズオンアースをはじめ、サウンドビバーチェ、ヴァリアメンテとオープンで活躍する馬が3頭。しかも全てサンデーのクロスを持っていない。
以前から自分なりに主張し続けているが、ドゥラメンテはサンデーのクロスは無い方が活躍しやすいと思ている。
本馬もそのパターンに当てはまる。

厩舎もそのスターズオンアースを預かっている高柳厩舎だし、牡馬でこの価格はロマンしかない。
馬体を見るとドゥラメンテっぽく正直細くて見栄えはしない。
だがこれがドゥラメンテ産駒の特徴で、急に予想外の成長を遂げるのがこの産駒。
胴長で距離が持ちそうで、まだまだ成長予期を残していそう。
馬体重は現時点で376kgと不安に見えるかもしれないが、4月後半生まれなので大きくなる可能性は残している。
これくらいのリスクならば特攻したい馬だ。


クインアマランサス 牡馬 1月20日 中館厩舎 7万円

父ナダル 母父キングカメハメハ

父は新種牡馬ナダル。
ナダルはとにかくデカく、身体能力が高いのが特徴だと思っていてパワーに溢れていそう。
そのことから、ダート馬の方が活躍馬が多く出ると思っている。
ナダルとの相性が良い配合は、硬さを足してくれるキンカメ系だと予想していて本馬はこれに該当する。

母クインアマランサスは、現役時代ダートで3勝。
兄弟にはアーリントンC勝ちのホウオウアマゾン、近親にはカレンミロティックがおり基本的には前に行ってしぶといタイプの馬が多い。
活躍馬の多くは芝が多いがダートでも準オープンくらいの馬が多い。
これはフランス牝系の一族にAPインディーを加えたことが要因と考えていて、どちらを強調させるかで変わってくる印象。

本馬はナダル✖️キンカメとダート適性を加えて感じ。そこにAPインディーをクロスさせており少し柔らかさも付け足した好配合。
個人的にはこんな感じの馬が地方ダートでも力を発揮しそうだと予想。
馬体も現時点で458kgと文句なし。ナダルらしい筋肉ムキムキの馬体で期待ができそう。
パワーで押し切って、ビッグタイトルを取るところを想像してみたい。


イストワールファム 牡馬 3月17日 鹿戸厩舎 9万円

父サートゥルナーリア 母父ローエングリン

父サートゥルナーリアは言わずもがな名牝シーザリオの仔で、兄にはエピファネイアとリオンディーズという種牡馬としても大活躍している名門一族。
今年がそのファーストクロップの年で、個人的にはかなり活躍を期待している馬。
マイルからクラシックまでの王道距離での活躍を期待したい馬で、シンプルに良血繁殖の良さを引き出すタイプの種牡馬と予想している。

母イストワールファムはベガから繋がる牝系。
自身も芝で4勝しているし、能力はありそう。
少しだけ基礎スピードに物足りない血統構成だと感じていたので、ここにスピードがありそうなサートゥルナーリアは大歓迎だ。

馬体は非常にスラットしており、バランスは文句が無い。
もう少しボリュームが出てくると面白い感じになってくるだろう。
芝の2000mくらいまでが活躍舞台となりそうで、人気が出るのも頷ける一頭。
東スポ杯や共同通信杯などの東京1800mの出世レースに駒を進めてもらいたい。


トレジャーステイト 牡馬 2月23日 手塚厩舎 8万円

父フィエールマン 母父オアシスドリーム

フィエールマンも今年が産駒デビューの年。
今までの主なディープインパクト産駒種牡馬とは違って、母方が欧州色の強いタイプの種牡馬である。
なのでキズナやサトノアラジンのように、ダートで潰しが効くような産駒はなかなかうまれないとは思うがその代わり芝のクラシック路線に適性が向くような産駒が多そう。
例えるならハービンジャーのような感じになるのではないだろうか?
成長がそこまで早くない血統構成なので、米国系の血やダンジグを加えてあげるとよさそうである。

母トレジャーステイトは初年度からピースオブエイトという毎日杯の勝ち馬を輩出した良繁殖牝馬。
近親には全欧2歳牝馬チャンピオンのカルチャーヴァルチャーがいる血統。
血統構成は欧州の短距離向きのスピード溢れる血統が並んでいる。
そこにフォーティナイナーという米国血統を含んでいるのが良いアクセントとなっていそう。

馬体を見るとこの馬も非常にバランスが良く見える。
母と違って、スラっとしておりまさにフィエールマンが出ていそうな体型だがこれによってクラシック向きになっていそう。
兄も成長すると少しスクリーンヒーローとは違った感じの馬体であった。
このスピード溢れる血統に、距離適性が長く出そうなフィエールマンなので期待は高い。

問題は故障だけ。やはりフィエールマンも体質は強くなかったのでその辺りは健康に行ってもらうのを祈るだけ。
父を管理していた手塚厩舎なので、その辺りは上手くやってくれることを期待している。


モルジアナ 牡馬 2月22日 栗東新規開業 一口9万円

父サートゥルナーリア 母父ドバウィ

父は先ほども出したサートゥルナーリア。
少し怪我のリスクはありそうなので、そこが心配。

母モルジアナは現役時代4勝。
弟に日経賞などを勝ったシャケトラがおり、一族みんなセレクトセールで高値で取引される超良血馬。
血統的には少しパワーに振っているタイプなので、種牡馬によってはスピードが足らずダート馬になる一族も多いがそれでも複数勝利を挙げる馬が多いのは能力が高い証拠である。
今回はサートゥルナーリアという比較的スピード系な種牡馬をつけたこともあって、芝馬に出ると予想。

しかも、この栗東新規開業厩舎というのは福永祐一厩舎という可能性が非常に高い。
馬体的にもバランスが良く、特にヨロの部分の大きさには目を見張るものがあると感じています。
筋肉のつき方も良いと思いますし、距離もまだ長く持ちそう。
少しインブリードがキツイこと&両親が共に故障しやすいというリスクはありますがそこは福永厩舎の腕の見せどころ。
とても狙いたくなるそんな馬。



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