ウトロのカモメの水兵さん【知床のコムヌプリだよりback no.104】
こんにちは。知床のコムヌプリだよりです。
今回は、オオセグロカモメのお話です。
ウトロ漁港の堤防の中でたくさんのオオセグロカモメが波間に浮かんでいました。
皆さんは童謡「かもめの水兵さん」(作詞:武内俊子 作曲:河村光陽)をご存じでしょうか。
かもめの水兵さん 並んだ水兵さん
白い帽子 白いシャツ 白い服
波にチャップチャップ 浮かんでる
という、のんびりとした可愛い歌ですが、カモメたちを観察していると、なるほど確かにカモメの身体のカラーリングは水兵の服「セーラー服」にそっくり。眩しい白い羽毛はシャツ、先端に白い筋が映える灰色の翼は、まるで襟のようです。童謡ではありますがカモメの特徴を上手にとらえているなぁと思います。
ちなみに、セーラーカラーのオオセグロカモメの群れに数羽混ざりこんでいる、くすんだ茶色のカモメを見つけられるでしょうか?
茶色のカモメは別の種ではなく、オオセグロカモメの幼鳥です。
オオセグロカモメは毎回の換羽でだんだんと体の色が変わり、大人の姿になるまでに4年ほどかかると言われています。
幼鳥のカラーはセーラー服ではなく「トレンチコート」といったところでしょうか…
ちょっと無理やり感も否めませんが、今までよりさらにオオセグロカモメが身近に感じる今日この頃でした。
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