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転機

相変わらず休日は何か予定を入れないと落ち着かなかった。
ショックなことが続き、このままではいけないと思った。
一人を楽しめない人は二人でも楽しめないというのを何かで見た。

人なんて信用しない。一人を楽しめる強い人になりたい。
Destiny's Childのアルバムを買い、何度も何度も聞いて、強い自分を想像した。汚い世界でも強く立つんだ。

とは言え、趣味もないのにどうやってひとりで楽しんだらいいのか。
とりあえず雑誌を読むのは好きだから、本屋の雑誌コーナーへ行く。
普通にファッション雑誌を読む。ちょっと気取って装苑を。

Lingkaranという雑誌を見つけた。
とても美しい世界だった。そんな世界があることにも驚きだった。だって世界は黒に近いグレーだから。
自分がなりたいと思っていた、世間から見てのイケてる人とは違う方向の世界だったけれど、見ていたらとても癒された。

私はこの世界が好きかもしれない。

その後、「天然生活」や「ku:nel」、「Arne」などそれ系の雑誌を色々読んだ。掲載されているお店にもよく行った。
その時いつも自分に問うようにした。
世間一般から見て、流行っているとか評価されているから好きなのか、心から好きなのか。
好きか嫌いで判断する。
好きを深掘りする。

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