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有資格者の採用で大事なこと

熊本でも、いや熊本の方が?
看護師さんや保育士さんなどの有資格者の採用で困っている事業所さん、多いようです。

有資格者の採用で、大事なこと。

①そもそもいつでも辞められるから資格を取っている。ということ。
レンアイに喩えると、有資格者って自立したバリキャリのお姉さんの如しです。

会社に(旦那さんに)人生をゆだねる気がさらさらないので、若い時に頑張って資格を取得したわけです。

有資格者が必要な業態の場合、まず、一般企業の人事の専門家が言うている組織論(どうやって会社に忠誠心を持たせるか的な昭和思考は特に)が当てはまりにくいよーという自覚を持った方がよいでしょう。

②その上で、給料のつり上げだけでは採用戦略が破綻します。
30万でも来ないなら40万。それでもダメなら50万。ボーナスも!成果報酬的な手当もつけて…!

と、そういうことをやって人を集められるのは業界トップ界隈の人たちだけ。僕が得意な中小零細企業さんたちはそれを真似したり、間に受けてはいけません。

有資格者は給与の額面以外の玄人ならではの価値観で職場の見ていますので、そこを逆手に取って「ちょっとの違い」を発信してあげるだけでも効果絶大です。

③つまり有資格者の採用は、「業界あるある」を踏まえた上で「うちの職場あるある」を発信していく事が有効。

たとえば「有給取得100%」をうたっている保育園でも、実際はお局保育士が我先と、みんなが疲弊している運動会明けの週に有給取ったりして
「そりゃ有給はとれているけど、休みたくもない中途半端な平日に入れられているだけ。」
と、不満を持つ若手保育士さんもいたりします。

一事が万事、こういう保育園は物の準備なども若手に押し付けがち。「教育」というの名の縦社会構造。

そこを「うちの保育園は新人保育士が1年目の10月に即有給とって、福岡のライブに行っても嫌味一つ言われない雰囲気です。」
と言ったりすれば、

玄人は「お。まじか。」とこれ以外の行間を読んでくれるものなのです。

えー、1年目の10月というのは、入社半年目ですから初の有給取得後、即使っていることになります。

当たり前に採れる業界からすると、なんてことないエピソードですが、「有給取得率100%」の中身、実態が気になる業界からすると、十分な訴求ポイントになるわけです。

このように、有資格者の採用は
どうしても同業との比較は避けられません。
待遇面で差をつけようにも、同業他社とは、ほとんど差がつけようがない業態である場合、
こういうちょっとした「差」こそが、採用のポイントになりますよ。

ではでは。
今日は沖縄に帰って、即採用の現場ですー。

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