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こういう会社、増えてます。

社内で一番の若手が38歳。それも1人。
あとは40代で、一番多いのは50、60代…。

という会社が増えています。
20代がいない。
いても、数か月で辞めてしまう。

慌てて、新卒採用を初めて、
合説の出展ブースに数十万払ったり
1人担当者をつけて、高校回りさせてみるも、進路指導の先生に門前払いされたり。

無駄にカラフルなデザインで
無理矢理明るいポーズをとったパンフレットつくってみて
初任給も、
「これまで渋った昇給制度はなんだったんだ…」
と、ベテラン社員のやる気を削ぐことも厭わずに引き上げたのに
結果、1年も持たずに辞めてしまう、20代くんたち…。

そういう企業。増えてます。
そして、こういう会社、社員の平均年齢を数字として見てしまっています。
40代の中に、20代を入れて、足して2で割れば30代になる。
そんな発想です。

あのね。トムブラウンの漫才じゃないんだから。
人間は合体しません。
#ダメー

想像してみてください。
40代のおっさんおばさんと、18歳、20歳、22歳の若者。
めちゃくちゃコミュニケーション取るの難しいですよ。
親子ほど離れてるんだから。
そりゃ、たまに会話する程度ならいいけど、がっつり仕事パートナーとして、育成までしろって。
普通の40代はそうそう、20歳と接する機会すらないわけで…。
コミュニケーションとして、プロではないのに難易度高すぎやしませんか…。

レンアイに喩えましょう。
加藤茶さんみたいな年の差婚は憧れるかもしれませんが
なかなか現実的じゃないでしょ?

やっぱりなんだかんだ言って、長くお付き合いするなら同世代界隈が、過ごしやすい人が大半でしょ。
それでも会社を続けるには、若い人がいい。
だったら、1つ下の世代くらいがちょうどよくないですか?

40代と30代半ば。頑張っても30代前半。
これくらいなら、なんとかなるもんです。
さらに子育て中とかなら、30代前半からしてみれば
ちょっと先行く40代の先輩に聞きたいこと、学びたいことはたくさんある。

20代みたいに、まだ人生決めていない、フラフラできる歳じゃないし、簡単に仕事を辞められない、家庭を背負った責任感も共通している。

なーのーに、誰に騙されてるのか、何を勘違いしているのか
やっぱり新卒22歳、18歳を狙い行って、コストをかけ、すぐ辞められる…。

採用コンサルタントとしては
向いてないカラフルなキラキラ 新卒パンフレットやサイトを見るたびに、残念な気持ちになってしまいます。

おじさんが、若いお姉ちゃんにモテたくて
無理して高音が苦しいカラオケ唄っているかのよう…。

おじさん会社はおじさん会社の渋みと魅力があるのです。
無理して若作りして、自分を見失わないで。
積み上げてきた人生に自信を持って頂きたい。

今日は金曜日。おじさんもおばさんも若者に大人凄みを見せつけてやりましょう(笑)
きっとその方が、今よりもマシ。

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