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「もう、この折り紙いらーん」

自分の身の回りを整理していた娘が、折り紙の不人気色を持ってきた。

そのうち遊ばなくなり、ずっと残ったまま、放っておかれていた折り紙。

昔はよく遊んで、折り紙に対して楽しい記憶がたくさんあるだろうから、バサッとゴミ箱に捨てられなかったようで、私のところへ持ってきたのだ。

茶色や黒、グレーは、よく残る色だったので、
育児中は、どうしたら活躍する色になるかを
よく考えていた。その色だから映える使い方ってのがある。
暗い色は、
恐竜の折り紙を折ったり
紙ヒコーキにしたり

手裏剣を作って、明るい色を引き立てる役としてあえて組み合わせたりもした。青と黄色みたいに、色の反対色を持ってくるとおよそバランスはいいが、黒もまたいい。

いつしか、使わない色をどうやったら、いい場所に持って行けるかが、上手に無駄なく折り紙を使い切るテーマみたいになっていた。

そこで、我が家の子供達によくウケた折り紙活用方法を一つ紹介します。このアイテムは当たりでした。子供の気持ちに耳を傾ける時に使ったり、発散させるように大声を出せる環境にする時に、つかったアイテム、息の長ーいおもちゃになったのです。

それは、何かと言うと

マイク🎤!そう、マイク。

自分の声を人一倍大きくさせて、注目を浴びる時に有効なもの。あ、折り紙関係ない?いやいや、ちょうど持ち手が、折り紙の大きさに合わせた長さが、いいんですよ。

当時はゴルフボールは思いつかず、アルミホイルを丸く形を作り、トイレットペーパーの芯にくっつける程度のものでしたが、よく使うのですぐに壊れてしまうのです。最終形態はこちらをご覧ください。

かーんたんでしょ、ボールをラップの芯にくっつけるだけ。

ところがこんなに簡単な作りなのに、ちょっと手を抜けばガッカリする作品になります。

形あるもの壊れますが、出来るだけ安定感のあるしっかりした作りにしないといけません。子供が遊ぶからこそ、しっかりした作りが必要です。

ということで、トイレットペーパーの芯が、強力な硬さのラップの芯に変わり、アルミホイルの頭の部分は、綺麗に丸みがあり、なおかつ、不用なゴルフボールを使う。ピン球も考えましたが、重さが全然足りません。

安定感が欲しかったのです。

さて、材料が強靭になったところで、ラップの芯をカットするのには、何が適しているかを考えなくてはいけないほど、硬い芯でした。カッター使用は、いつ終わるかわかりません。ならばと登場したのが、「ノコギリ」です」。木工用のノコギリですが、相手は硬いボール紙、なんてことなくサッサとカット出来ました。

次にゴルフボールと、ラップの芯をくっつける作業。

さて、何でくっつけましたか?

のり、テープは論外、木工用ボンドは的外れでした。とにかくゴルフボールってツルツルしていて、なかなかくっつかないのです。gクリアもダメでした。で、くっついたのはこれ!


別に屋外で使うわけでもないのに、子供の工作レベルといえどもここで妥協してはいけません。透明色で作品の色を邪魔しない、ガッツリつくやつ。 そして最後に、ようやく登場の不人気色の折り紙を、持ち手のところに綺麗に巻き、(ステック糊がオススメ)さらにとどめは、マイクの下にちょこんと、コードを伸ばしておきましょう。それっぽく見せるために・・・。

とまあこんな具合で、一番人気は折り紙色が金やら銀も作ってくれと言われましたがやはり安定色は、黒ですね。あとは使う子供のあわせて何か飾りをつけてもいいですね。

さて、このマイクを使って人気度高い遊びはなんだったかというと・・・?

それは「のど自慢大会〜」でした。ちゃんと入場からするんですよ。N◯Kのお昼の番組ね。

我が家はそんな企画をしては、遊んでいましたが、「マイクを向けられる」と、それがおもちゃであっても、何か意見しようとしてしまう。普段言わないことを宣言してしまう、なんだか見えない勇気を与えてくれる。

普段おとなしい子も、このマイクを向けたら、心の内を話してくれるかもしれない。そんな本当の声を聞きたい時にも、活躍するんじゃないかな・・・。

人は誰でも自分のカラーを持っている。そのカラーを活かせる時は突然思いついたようにやってくるはずだ。

だって、一番気づいていないの本人だから・・・。

あなたは、自分をどんな色で表現していきますか?理想の色はあるけれど、あなた自身の色は、あなたにしかない色。自信を持ってこれからキヤンパスに想い想いの色をのせていきましょう。

「あなたの人生」という作品が、出来上がっていきます。





本当の幸せの連鎖が、ここから起こりますように💖