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茶の湯とは…

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茶室を造らせて頂き日本の伝統文化の素晴らしさを再認識。茶室がもっと沢山造られる住文化を取り戻したい…数寄屋、茶室のことを設計(施工者)視点で発信していきます。
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#小間

吉田藩伊達家菩提樹の大乗寺さんへお茶をいただきに…

宇和島市吉田町にある大乗寺さんへ。四国唯一の臨済宗のお寺だそうで、吉田藩伊達家の菩提樹でもあります。表千家の澤井先生が月2回教えにいかれているそうで、社中の方の御自宅の畳がスタイロ畳でお稽古で直ぐに足が痛くなるとのことで見せていただきに行きました。お稽古の終わり頃に来てお茶を飲んだらいいよと言って頂いたのでお言葉に甘えました。 大乗寺は3年ぐらい前、秋のお茶会に佐藤先生にお誘い頂いて行きましたが紅葉の紅葉も良かったですが、新緑のこの時期も素晴らしかったです。 中潜りを通り

茶室の間取り

最も小さな茶室は一畳台目。台目とは普通の畳の3/4の大きさとなる。四畳半より小さな茶室は小間(こま)と呼ばれ4畳半以上は広間と呼ばれる。四畳半は広間と言わずただ四畳半とも呼ばれる。四畳半は小間でもあり広間でもあるという感じだろうか。 板畳(いただたみ) 板畳とは畳に接する同一平面が板張りにされている部分のこと。 茶室において小間などで板畳を組み込むことでスペースに余裕を持たせることができるので用いられる。

小間と広間

昨日は立命館大学経済学部の学生さんと循環型建築、古民家、古材についてのディスカッション、30分ほど質問に答えさせていただきました。茶室の資格について意見を聞くと面白いですねと答えていただきました。やる気になりますね。 今日は茶室の小間(こま)と広間(ひろま)の区分についての説明です。 茶室では四畳半未満を小間(こま)、それ以上を広間(ひろま)という。 千利休が造った妙喜庵 待庵(みょうきあん たいあん)は二畳の大きさである。四畳半については広間ではあるが、四畳半という場

茶室の間取り…

最も小さな茶室は千利休が造ったとされ、大きさは一畳台目。台目とは普通の畳の3/4の大きさになります。4畳半以下の茶室は小間(こま)と呼ばれ4畳半以上は広間と呼ばれます。4畳半は広間と言わずただ4畳半とも呼ばれます。 4畳半はつまり小間でもあり広間でもあるという感じでしょうか。 茶室の大きさと有名な茶室を間取り化しました。 小間から4畳半 広間 松風楼は…残月亭は… 無色軒は… ここにあげたもの意外にも有名なお茶室は沢山あります。茶室について施工者の視点でまとめたもの