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2024年7号【別館】

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今週の表紙:MCコモドドラゴン(押韻島固有種)

3月3日は押韻の日!
ほんとはミッミッでロードランナーの日


《もう踏んだ?》春の最新トレンドライム

春ですよ!!!!!!
今週は大して書くことも浮かびませんし、まだまだ寒い日が続きますが暦の上では3月ということで、季節を感じさせるワードで踏みたいあなたに2024年クると思われるライムをどこよりも早くご紹介。ライムとして使えるかはライマー次第なんですけどもね。

花粉/ギャフン
鉄板ですね。今年もクるでしょう。特にくしゃみが「ギャフン」の人にとってはマストアイテム。ナチュラルに踏みこなしてトレンドを自分のものに。

花見/サラミ
つまみです。

花より団子/酒盛り談合
どちらも実を取る行為です。パーティにどうぞ。

ウグイス/スクイズ
完全に今思いついた韻ですが「ウグイス嬢」まで延ばして踏めたり匂わせられたりすると“野球”というテーマで連結されて高ポイントを狙えるかも知れません。

ブルーシート/bull shit
場所取りやっとけよな。新採なんだから。

三寒四温/擦過傷
発音する場合はフローによってリズムを補助するなどの工夫が必要ですが、参加賞/雑貨商/サッカーしよう…と幅広く繋げられる汎用性の高さが魅力のアイテムです。

花より団子/坂口安吾
文学的なラインを産んでみたいあなたに。「桜の…」が押しも押されもせぬ代表作なのがせめてもの救い。

桜吹雪/松葉崩し

 
桜餅/佐村河内
使えるもんなら使ってみろレベル。更にアクセントが欲しい方には枕草子もどうぞ。

桜前線/開花宣言
母音こそ1文字外しているもののワード同士のリンクはかなり強く、どなたでもカジュアルに踏める一方で「綺麗にまとめたい」というハードルから逆に手を出し難く感じるかも知れません。上級者にとっても挑戦しがいのあるお題と言えるでしょう。

いかがでしたか? 本当に書くことが無いとこうなります。早くみんななんか書いてくれや。

《連載》押韻島放送局(再)

押韻島のメンバーが不定期に推し曲やオススメのナンバーを紹介し合う交流企画「押韻島放送局」から比較的こういう場にポンと出せそうなものをピックアップしてお届け!
今回ご紹介するのはこちら!

『Dumb Ways to Die』は日本では『おバカな死に方』のタイトルで知られるプロモーション用のアニメです。詳細はぜひ本編をご確認いただければと思いますが(全編英語&サムネの時点で手遅れ感ありますけど割とグロ注意)、メッセージを伝えるためのアイディアと、そのアイディアを効果的に見せるための丁寧なネタ作りにグッとくること請け合い。世界で最も成功したプロモーションの一つでもあります。
アイディアの秀逸さにやられるという点では記憶を消してもう一回見たい系のアレなんですが、印象に残る曲調とキャラクター達が織り成すキャッチーでスプラッタな世界観は不思議な中毒性に溢れていて、多くのミームやパロディの元ネタとなっている他、このキャラクター達のグッズ、アプリなんかも展開されています。

押韻島なので韻周りの話をしておくと、洋楽や英詞って邦楽や日本語の詞に比べると遥かに韻に意識的でして、この曲も例に漏れずほぼ全編の語尾で韻を踏んでいるんですが、プロモーションとして強調したい部分だけは敢えて押韻をやめてるんですよね。そして「They may not rhyme but…(こういったことは、韻は踏んでないかも知れない。でも…)」と本命のメッセージへ続いていく訳です。ライミングが言葉を使う表現の中に自然に根付いている英語文化圏ならではの手法、際立たせ方と言えるでしょう。因みに、放送局にこの曲を紹介した本人は押韻島メンから指摘が入るまで露とも気づいていませんでした。いい曲だな〜と思って紹介しました。
更に因むと、国内唯一の広告博物館を謳うアドミュージアム東京で鑑賞した際、当該パートは「面白くはないかも知れないけど…」みたいな日本語訳がされていた記憶があります。これまた巧い。元の詞のように韻を踏みながら訳す、というのは流石に難しい中で、なんとかしてここでギャグ→シリアスに持っていく原曲の意図を汲もうという訳者の心遣いが伺えると思います。

次号予告

「ドラドラ親満♪」
「「「「「松下五段!!」」」」」
「私を脱がす気ですか?」
「Dancing in the shadow!」


「ジャーマン・スープレックスだ〜っ!!」

編集後記

負担。

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