[本]不安は自由のめまいだ
こんにちは。
先週の土曜日夜11時半からNHKで「ここは今から倫理です。」というドラマが始まりました。
山田裕貴さんが、主人公であるミステリアスな高校倫理教師、高柳を演じます。
原作は雨瀬シオリさんの同名漫画で、以前タイトルに惹かれ読んだことがありました。
毎話正義か悪かを超越した倫理観を教えてくれる、とても深く、とてもおもしろい漫画です。
その中に出てくるセリフで次のようなものがあります。
映画に縛られる2時間は—————
自由はないが不安もない
これは毎晩の夜遊びが原因で学校で寝ている生徒と電話で会話をしているときに、キルケゴールという哲学者の、
不安は自由のめまいだ
という言葉を使って話をする場面のセリフで、高柳は以下のようにその生徒に伝えます。
「あなたは自由だ。夜の街を好きに歩く事も、出たくない授業に出ない事もできる。しかし何も自分をそこに引きとめるものがなくどこまでも高く飛べる自由さは、あまりにどこまでも行けすぎて…不安というめまいを起こすのですよ。」
自由な時間があると不安に思い、自分の持つ莫大な時間、可能性にまさしく‘めまい’を起こしていた私にはとても刺さり、以来忘れることのできない場面となりました。
ところで、noteの執筆にあたってたくさんのテーマを設定したにもかかわらず、本の話が多くなってしまいます。
本に感銘を受けることが多すぎてどうしても贔屓してしまうんですかね。他のテーマがそろそろ一揆を起こしそうなので、気を配ることにします。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
とても、感謝です。
Komineko
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