【⚠️閲覧注意⚠️想像したら気持ち悪いかも】【短編小説】11/29『ボクを満たすもの』
食べるために目の前で命が終わるなら断るけど、食料として処理されてしまっているものは無駄にしたくないから有り難く頂く。
彼女はそう言って、最期までそれを貫いた。
けれどボクは思う。
いざというとき生き残るのは、“そういうのを気にしない奴”だって。
だからいま、ボクの腹は満たされている。
世界にたったふたりだったニンゲンはボク独りになっちゃったけど……ボクはなにも後悔していない。
しかし食料も残りわずか。
さて、これからどうしようかな……。
じっと手を見る。
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