このために生まれてきたと思う瞬間
毎日10分noteを書いてみようの企画を継続中です。
先日、進撃の巨人がついにアニメでも最終回を迎えた。終盤で心に留まったセリフから少し話を続けてみることにする。とくに進撃に関しての感想やネタバレは書かない。
物語の終盤で、アルミン・アルレルトのセリフが印象に残っている。
それは何気ない日常の瞬間がとても幸福に感じて、この瞬間のために生まれてきたんだと思えるほどだという、そういった主旨のセリフだ。
実際のセリフでは幸福とかいう単語は出てこないので、回想として日常の記憶と、このために生まれてきたんだというアルミンの感想だけが書かれており、正直最初に読んだときは「何言ってんだ?」と思った。
だけど自分にもたしかに、何気ない瞬間が妙にいとおしく思えて「生きていてよかった」と思うことがある。
それは友達と笑い転げる瞬間とか、好きな俳優にファンサをもらった瞬間とかではない。もちろんそういった瞬間も尊いのだが、もはや何気ないの域を超えた特別な瞬間だと思う。
もっと本当に素朴で何気ない瞬間。
私の場合は、秋から冬へ移っていく時期の夕焼けを見たとき。濃い群青色と鮮やかな橙が静かに西に去っていく、あの時間がとても好きだ。1人で自転車をこいでいる時に見かけるとさらに良い。おセンチな気持ちになるわけでもなく、ただきれいだなと空を眺めながら帰路を辿る。
これがもし友達と見た夕焼けとかだったら、なかなか毎年その瞬間に出会うのは難しかったかもしれないけど、1人で味わえるものが好きでよかった。
どうも一人でたいていのものを楽しめちゃうみたい…。
気楽でいいよね。
今日はここまで。
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