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夢は叶えないほうがいい
毎日10分noteを書く企画進行中です。
今日は夢は叶えないほうがよかったなという話をする。
私は本当に大したことのない人間だけど、夢を叶えたことがある。夢を叶えるなんてすごく素敵で立派なことに聞こえるけど、実際には「夢は叶えないほうがいい」という結論に落ち着いている。
高校を卒業して、専門学校へ行った。専門学校は賛否両論いろいろあるが、私は具体的な夢があって叶えるために動物飼育の専門学校へ入学した。その熱意はAO入試で合格させてもらうほどには熱い気持ちだった。
そして結論、専門学校を卒業して私はかなり具体的にやりたかった仕事の内容を叶えることができた。私の夢は職業で、業務内容だったから、結構簡単に叶ってしまった。
ぶっちゃけかなりモラハラ・セクハラが酷いブラック企業だったし、残業時間も月140時間くらいはあった。そんな状況でも2年半続けたのは、新卒で洗脳しやすい存在だったことややりたい仕事だったからだ。
じわじわとメンタルが削られていき、ある事件をきっかけに「もうついていけない」と完全に会社への信頼を失った。夢だった仕事は2年半で終わった。
転職で同業他社へ行くことはなかった。2年半で、この仕事はやるべきではないと思ったし存在するべきではないと思ったからだ。それだけ動物への負担がひどかった。
そしてやりたいことがなくなった。
実家に戻ってしばらくした頃、「夢はある?」と聞いてきた人がいた。24歳くらいの時だったと思う。「24歳で夢なんか持ってるわけないだろ」と面食らったのをすごく覚えてる。
あの時、夢は10代が持つものというイメージが無意識に合ったんだと思う。
それから、「夢はもう叶っちゃったしな…」と思ったことも覚えてる。
夢を、仕事・業務内容に設定してしまったばっかりに、虚無になってしまったのだ。やりたいこともないまま2年くらい遊んでいたと思う。
それからやりたいことや夢が出てきても、なんとなく叶いそうにないところを夢に設定するようにしている。
叶わないってことは、夢を追い続けるってことだから、それってすごく面白い時間が続くってことだと思う。理想は面白いまま最終回が来ないジャンプマンガって感じかな。
惰性に流されやすい人間はどうせ大きな夢を叶えられないし。夢に向かって適度に努力しつつ過程を楽しむくらいでちょうどいいと思う。そんな感じでのらりくらりしていたらそのうち寿命が来るはずだ。
今日はここまで。
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