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映画「新 極道の妻たち」感想文

2代目藤波組組長の妻である加奈江(岩下志麻)は、夫亡き後、霊代として組を取り仕切ってきた。
妹の夫を3代目に控えていたが、彼は香港で愛人との逢瀬の合間に何者かに殺害されてしまう。
新たに3代目候補となったのは、娘婿の宗田(桑名正博)と自らその地位に名乗りを上げた加奈江の息子である直也(高嶋政宏)。
跡目争いを巡って敵対する組の思惑も入り混じり、少しずつ物騒な事件が起こり始める。

やはり、岩下志麻さんがメインになると話が組織経営になります。第2弾、第3弾の恋愛色濃いめが懐かしい。

かろうじて今回の恋愛ポジションにあったのは加奈江の息子・直也。純粋な愛すべきバカ息子。好きなタイプは頭の良いメガネ女子。普通の男の子らしく、ロックコンサートで出逢った女子大生に恋をし、まっすぐな愛を表現。
入れ墨に白ブリーフの対比が眩しかったです。

さて、今回のかたせ梨乃さんですが、何と弁護士役です。
学生時代から藤波組の援助を受けているズブズブの弁護士。ただ、暴対法により法曹界での立場が危うくなっています。硬質なお芝居でありながら、ミニタイトスカートから伸びる黒ストッキングの美脚が色気ダダ漏れ。ええ、直也からもかつて憧れられた存在とのことでした。

少し気になったのは、シリーズに脇役として数作出ている綿引勝彦さん。今回は高嶋政宏さん演じる直也のお世話係でしたが、ちょうど同時期にあの伝説の昼ドラ「天まで届け!」でお父さん役をやっていたかと思うと、演技力の幅広さを感じます。

明日は第6弾。若かりし頃の成田昭次さんが登場です。

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