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恋活リハビリ⑦〜泥沼決戦は金曜日〜


全部を知った女は意外と冷静にいられるもんだなと、自分を客観視して数日過ごしました。


それにしても、穏やかではいられなかったけれど


思いのまま、思ったことを伝えられる人はスゴイし尊敬する。

これって結構難しいと思うんですよね。

だってさ、人に一言モノ申したいときって、相手に不満とか気に入らないことがあるときとか、言い負かせたいときが多い気がするんですよね

ぐうの音も出ないくらいに言ってやりたいとか

今回の私の場合は、何がしたいんだと考えたとき、とりあえず「どうしたらいいかわからん」が70%くらいだったわけです


なんで私だったんだ
なんでだましたんだ
楽しかった?


これ書いてる今でも思いだすと、僕の心のやらかい場所を今でもまだ締め付けるっす


とはいえ、いつまでも泣き寝入り被害者ヅラしてられません

田中とあやちゃんが会う日は金曜日に決まった。

もうすぐ10月だというのにまだ夏のように暑い日々。

その日に私も「会えない?」と連絡してみたけど予想通り玉砕。

私ももう溶けそうです・・・



自分がこんなに精神的に弱いとは知らなかった



幼少期に親が亡くなったり、家族全員別居することになったり、詐欺に遭ったり、別れた旦那アル中DVだったり、どろどろ裁判やったり、夜逃げしたりいろいろあったから大抵はうんともすんともなんともかんとも!

自分は傷つかいない自信があったのだけど

いろいろ回想していたら、あーこれって私も悪いんだなって



そういう人に縁してしまったり、作り上げてしまうのも自分のせい。



だから、今回も100田中だけのせいじゃないって、なんか思ったんですよね



怒りのパワーだけで考えたことって絶対うまくいきません

スタミナも持ちません


騙されたことがとにかく悲しかった

それだけ伝えられるだけでもいいかな

あとは、もういいや



そう思って、会ったらこう言うぞっていうのをなんとなく整理



作戦会議もしたけど、こっちもまどろっこしいことはナシで

あやちゃんには最後に1つだけ協力してもらいました


「田中くん、マッチングアプリで会って遊んでる女の子いるよねー?」と、あやちゃんから切り出す

田中「え。なんで?」みたいな、やんわり返答(100想定内!)

「わたし、その子知ってるよ」

「え、、、!?」

「その子、わたしの友達」

「え、、、!?」

「こみかるちゃんも、もうぜーんぶ知ってるよ」

「え、、、その子には既婚のことも、子供のことも言ってないのだけど」

「ぜーんぶ知ってるよ」

「そうなんだ」

「わたしと遊ぼうとしていたことも、あわよくばがあったことも知ってるよ」

「ごめんなさい」

「言う相手違うよ?」

確か、こんなやりとりのラリーでしたね



決戦の金曜日

田中が、あやちゃんと会う予定だった金曜日


彼は私の家にやってきた

たくさんのコンビニスイーツを抱えて


全部ぶん投げてぇ気分だったけど、食べ物に罪はない

おいしくいただくのが正解


「で?」

ちょっとダサい感じにオラついてしまう、わたし

いや、それくらいいいだろ、いいよね、泣きたいんだよ、ほんとはさぁぁあ

「ごめんなさい」

田中、それしか言えないよね

「遊びたかった?」

「そういうつもりではじめたマッチングアプリだったけど、こみかるのことは真剣に好きになったんだよ」


わたくしアゴ外れそうです


「あのね、君のバンドの○○って曲さ、レコーディングしたのわたしの友達のSちゃんなんだよね」

「君の友達のDJのRくん、わたしも友達なんだよね」

もう多くは言わなくていいよね

これで、もう私達が続かないことはわかる


「それでも、こみかるが許してくれるなら一緒にいたい」



こいつ

すげーぇ、、、自分の立場わかってない


そして、私は人が土下座をするのをはじめて見た

20%くらい後ろ髪を引かれたけど、私達はスッキリお別れをすることにした

田中に反論の余地はない


しかしまぁ、主導権こちら側の別れなもんで、スッキリさよなら

なかなかの経験さしてもらいましたし


友達の中では、もはやネタとして笑い話になりました


もう4年前のことです

田中くんの話、終わり。

さよなら、田中
あばよ、田中

またマッチングアプリでマッチしたら、次は笑ってメシいこうぜ!(笑)









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