オンラインサロンに入ったけどすぐに辞めたいと思った話

あるひとのオンラインサロンに入ったんです。
もともと、youtubeの動画と、そこで語られているメッセージ、考え方がおもしろかったから、興味を持ちました。

オンラインサロンは、基本的に、Facebookに流れてくる「メルマガ」を読むことができるというのが、特典というか、メインのサービス内容なんですけど(サロン・オーナーがそう言っていたから、そうなんです、その認識で合っていると思います)、
オンラインサロンに入って数日、ふと思ってしまったんです。
「あ、オンラインサロン、辞めようかな」と。

なぜか。理由は明確でして、
「youtubeのほうが面白いから」

むずかしいですね。youtubeが面白いから、オンラインサロンに入ったんですよ。でも、サロン・メンバー限定で配信される記事が、youtubeほどはおもしろくない。youtubeの劣化版というか、残りかすを見ているような感じなんです。だったら、youtubeを見続ければいいじゃないかと…。
何にお金を払うのか。youtubeを見ることとサロン記事を読むことと、何が違うのか。情報の受取手であるぼくたちに、どんな楽しみ方、学び方をしてほしいのか。
そのあたり、設計して、ただ言語化して練り込むだけじゃなくて、きちんとその中身が有効なようにしないといけないんですよねー。

元も子もないですけど、「活動資金にあてるので、お金ください」のほうが、いっそ、清々しくて、それならば、月額たったの1,000円弱なんて、全然その方のために、払うことができるんです。
しかし、サロン記事を読むための1,000円弱であり、サロンの売り上げはサロンのために使います!っていう方針が、いまひとつ馴染めなかった。

むずかしいですね!オンラインサロン。
日々、発信をするから、日々、一貫性があり、説得力があり、そして応援ができる(応援がしやすい)メッセージを出し続けていかなければならないし、それが「ふるい」に掛けられて、離脱の理由にもなる、理由を与えていく、理由を作り出していく…かも知れない。

これだったら、ちょっと高くてもいいから、考えを1冊の本にまとめて、それを売り切ってしまったほうが、よほどラクではないかと思ったのでした。
本を買うという行動は、むかしから馴染みがあるわけだし、極端な話、「せっかく高い本を買ったけれど、つまらなかったな」という、心の折り合いの付け方もふくめて、サービスの受取手は、すでに訓練が終わっているのです。