農家の現状
みなさんこんばんは!
今日も米食、ことねです!
今日は
昨晩タイムリーに
米農家の現場で働く兄と
電話をしました。
想像以上に悪化している
農家の現状、、
改めて、私が知っていることだけでも
みなさんに伝えたい!と思い
記事にすることにしました。
休みたくても休めない
まずは働き方。
この時期は収穫真っ盛り!
毎日機械で稲刈り、
次の日に乾燥させて、
さらに脱穀をして、
やっと米袋に入れる。
それも虫やネズミに
美味しい新米は食われる可能性があるので
米用の大型冷蔵庫に保管する。
もしくはお客様に出来立てを
精米にかけてお届けする。
こんなに工程を踏んでいるため、
毎日大忙しなんだそうです。
この時期、収穫が終わる12月中旬くらいまで(現状での今年の予測)休めるのは「雨が降った日だけ」
この一言は衝撃でした、、
我が家の課題1:人手不足
じゃあ、そんなに忙しいなら人を雇おう!と思うですが、
それも至難の業。
なぜかというと、そもそも
私の実家は埼玉で関東圏ですが
しっかり少子高齢化。
周りの田んぼは80歳でも現役のおじいちゃんが
毎日せっせと働いています。
それならいい方で、
ある日いきなり体を壊したりしたら
「うちの田んぼも代わりに使ってくれ。自分が食べる分だけ新米を分けてくれればそれでいいから」
と言われる現状。
そんなお年寄りばかりで、
35の兄もまだまだ新米と言われます。
ちなみに、今はおじさんと兄の二人で
東京ドーム約5個分を一手に担っているそうです。
我が家の課題2:原価高騰
こちらのチャンネルでも触れていただいていますが、
今年は不作&農薬や肥料の原価がウクライナ情勢などで高騰し、
もれなくうちも赤字です。
何が悲しいって、
収穫して売る前から
赤字になることがわかっていること。
丹精込めて
ゴールデンウィーク前から
粒を水に浸して発芽しやすい状態にして、
種まきをして、重たい苗床を重ねて、
苗が成長して程なく畑に広げてさらに大きくして、
その間に田んぼに水を入れて代かきを2回もして、
万全な状態で田植えをしてあとは毎日水回り。
鳥や虫と戦いながら雑草を取り除いて、、、
私でもわかるくらいとんでもない時間と労力をかけて
毎日育ててきた作物が
自国で余っている&消費されていない。
さらには需要の変動で価格が下がる。
負のスパイラルですよね。
今まで私は外側から見ている立場でしたが、
毎日お米をもらって食べているのは当たり前じゃない。
内側の人間としてこの問題に直面した時、
すごくやるせない気持ちになりました。
我が家の課題3:収入問題
これまでの課題と関連してくる問題ですが、
とにかく収支があっていない。
じゃあ、副業でもしたら?
今時ポートフォリオ考えないとね?
となるのですが、
休みがなくて、体力も使い果たすと
とてもではないですが、新しいことにチャレンジするのは大変。
どのお仕事も大変じゃないものはないのですが、
決まった時間や内容ではない分、
お天気や稲の状態に左右されるので
できることが限られます。
さらに、夏に猛烈に働くので、年があけて種まきをするまでは次の準備ために振り返りや対策、倉庫の整理などやることも意外とあるのだそう。
原価が高くて赤字なので、
もちろん人を雇う余裕もなし。
今の所四面楚歌。
我が家の課題4:人間関係
職人って得てしてぶっきらぼうで口数少ないイメージ。
そのイメージにぴったりなおじさんは
昔からお米一筋。
そのためこだわりも人一倍。
さらにずっと自営業で、田舎なので
言葉遣いも荒い。
親戚といえど、
近すぎると衝突も。
兄は弱音を吐くことが増えました。
なんとかしてあげたいけど
どうしたらいいのか。
正直、
昨日の電話口での話を聞いて、
今までで一番辛そうでした。
私たちにできること
今日は暗いトーンになってしまってごめんなさい🙇♀️
でも!!!!
「じゃあどうするか」
を今日も考えています!
農業の資金調達は?
使える制度は?
相談できる機関は?
など、逆転するために
あくまで前向きに!考えています。
みなさんにも、
少しでも一次産業の人の現状について
考えてもらえたら。
それだけで嬉しいです。
また明日も更新します!
いいね、してもらえたら嬉しいです!
ではおやすみなさい〜
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