見出し画像

演奏の先に

こんにちは。KOMEMOです。
今日は「楽器を演奏する」ことについて、ピアノを例におしゃべりしようと思います。
あくまで個人的な見解ですので、「KOMEKOの一人ラジオをちょっと聞いてみた」程度にお付き合いください。

そもそも、皆さんはピアノを弾いたり、ピアノ音楽を聴いたりされますか。

ピアノはもともと海外の楽器ですが、日本でも当たり前のように親しまれていますね。

小さい頃、少しだけ習っていた方、
大人になってから好きな曲を練習している方、
弾けないけれどピアノ音楽を聞く方など、

色々な形でピアノと触れ合う機会があると思います。

まず、聴く側の方へ

ピアノの演奏を聴くときには、以下の 2種類に大別できると思います。

・YouTubeやテレビなどの動画でピアノのパフォーマンスを「見る」

・ラジオやCD、レコードなどでピアノの音色を「聴く」

ただ、「見ながら聴く」のと「聴きながら見る」のと、どちらがやりやすいと思いますか。
視覚情報が入っているか否かは、聴く姿勢に大きく影響すると思いませんか。(その理由として、五感のうち視覚が最も多くを占めるから?)

ピアノのパフォーマンスを見るとき、私たちは無意識にも、ピアノ演奏者の表情や指の動きに神経を使っています。
一方、音色だけを聴く場合には、音色の細かな強弱や表現にまで聴覚を研ぎ澄ませているはずです。

ピアノの聴き方は人それぞれですが、同じパフォーマンスでも、視覚情報のあり・無しで聞き比べてみると、新しい発見があるかもしれません。

次に、弾く側の方へ

ピアノを弾くとき、どこまで頭を使っていますか。
弾く行為には、指や足を動かす「動作」だけでなく、表現や技術を音に乗せるために「思考」が重要です。
単純な指の練習のときも、手首や腕、腰の使い方などを意識するだけで、練習の質がぐんと上がることもあります。
苦手な部分が弾けなくて困っていたり、手の大きさや柔軟性などで悩んでいたりする方は「どうやったら克服できるか?」と思考を巡らすと、オリジナルの技術や表現方法が見つかると思います。

そうはいっても「弾く」ことだけに意識がいってしまうと、曲をマスターすることはできても、表現者としてピアノを操るまでには到達することが難しいもの。
ピアノのプロを目指すのであれば、「演奏する」ことの本質を考える必要があるでしょう。

そして、演奏する側の方へ

コンクールで技術的に(※指の速い動き、迫力など)難易度の高い曲目を演奏する人でも、プロのピアニストとして「また聴きたい」と思わせる演奏ができるかは、別の話ということもあるのです。

これは、ピアノ以外の楽器、パフォーマンスにも共通することでしょう。
どんなに名門の料理学校を卒業したシェフでも、お店の雰囲気や接客など、料理以外の細かいところにまで配慮できていなければ、「美味しかったけど、二回目はないかな」と思われてしまうでしょう。

パフォーマンスの先には、聴く人がいる。

決して忘れてはならないと思います。
ピアノを通して、何を表現したいのか(=何を伝えたいのか)。
これを毎日、演奏するごとに見つめ直すことが大切かもしれません。

終わりに

いやはや。
自分でしゃべっていても、分かったような分からないような。
聴くとき、弾くとき、普段とは違う角度からピアノと向き合ってみると、新しい気付きがあるかもしれませんね。

Written by KOMEKO @KOMEKO-ARTS


【公式YouTubeチャンネル】

【Instagram】#komekoarts


いつもサポートいただきありがとうございます!お気持ち感謝いたします。