日記 25/06

小説のなかでしか心は自由に動かないけど、という思いはあります。でも、それでいいと思います。何回生まれ直しても同じ生き方を繰り返して、同じ小説を書くだろうと思います。それが自分というものだろうと思います。

鬱は小説の始まり 増田みず子 『鬱の本』

5限のためだけに大学に行き、授業を終えて外に出ると、潮の匂いがした。はじめてのことだ。

同じようなひとはきっとたくさんいる。生きづらいけど生きていけないほどじゃないし、憂鬱だけど鬱ってほどじゃない。やれば出来るのに、できない。そのくせ詩を書いたりして、普通ですという顔をするのも憚られて、場違いな所へ生まれてしまった。それでも生きていかねばならない。

あなたが起きるまで みささぎ 『鬱の本』

この後の文は少しカッコつけている(ように感じる)ので引用しないが、それも含めて自分と似ているひとだなと思う。

気づいたら3日塩漬けしてしまっていた。

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