見出し画像

『プルーフ/証明』:ドキュメンタリー映像公開!

DULL-COLORED POP『プルーフ/証明』
顔合わせから本番初日まで、約2ヶ月の創作過程を追ったドキュメンタリー映像が公開されました。

いや、「追った」というより、一緒に走っていただいた、というのがしっくりきますね。

私たちと一緒に怒涛の日々を駆け抜け、素敵なドキュメンタリーを監督/撮影/編集してくださったのは、菊池博美さん。

私は菊池さんが大大大好きです。
撮ってくださったのが菊池さんで本当に良かった!

演劇ができる過程を映すドキュメンタリーを撮るという計画を聞いたとき、(演劇のこと、作品のこと、俳優のこと、たくさんの方に興味を持っていただけるチャンスじゃないか!)とわくわくするのと同時に、(カメラがあることを意識してしまったら自分はどうなるんだろう、撮影されていることに対してイライラしたりするんだろうか……)と少し心配な気持ちもあったのが正直なところです。

でも、そんな心配は全然必要なかった。
派手でドラマチックなモーメントをカメラに収めるためにズカズカっと接近されたり切り取られたりするのかなあ、という私の偏見と先入観はあっさり覆されました。

菊池さんて本当に不思議で。
菊池さんにはいくら近づかれても全く気にならない。
近づかれていることに気づかないほど。
私がどんなに泣いて、イラついて、弱気になっているときも、菊池さんのカメラが嫌だと思ったことは一瞬たりともない。
「撮られている」という自意識が働くこともほぼなかった。

それは、菊池さんが私に向けてくれていた眼差しに、常に敬意と愛がこもっていたから。
本当にただ真っ直ぐに、「この人は今何を感じているんだろう」ということを知ろう、理解しようとしてくださったから。
物理的距離だけじゃなくて、揺れ動きまくる心に寄り添って近くにいてくださっていたから。
好奇の目で踏み込むのではなく、隣に座るようにただ一緒にいてくださったから。
たまたまそこにカメラも一緒だっただけから。

だな、と思います。

そばで見ていてくださる菊池さんにかけていただいた言葉に何度も元気をもらいました。
そうだ、強気なのが私の良いところなんだからまた頑張ろうよ、と思えました。

自分は唯一無二の俳優だ、と自信を持つことは本来自分自身でやってあげるべきこと。
でも今回、常にそういうメンタルでいることがなかなか私には難しくて。
稽古期間中、何度も心がボキボキ折れて、真っ暗になっちゃうことがあったけど、「麗さんならできる!」って菊池さんがいつも本気で言ってくださったから、一人の俳優として扱い、期待してくださったから、だから頑張れた瞬間があります。

本当に感謝でいっぱいです。
菊池さんに出会えて、こんな素敵なドキュメンタリーを撮っていただけて、私は幸せです。

稽古場で、自分のいろんな姿を曝け出しました。
下手くそすぎて自分で見てられないところも、これ他の現場でやったらかなりまずいだろうなというところも、このドキュメンタリーで全部見せてます。

全てに対して本気で取り組みました。
演技すること、表現することが大好きで、大好きだからこそ辛かったこともたくさんあります。
それはきっと私だけじゃなくて、みんなもそうだと思います。

『プルーフ/証明』という作品に、この座組がどのように向き合い、何をして、何を話し、何がそれぞれの目に映っているのか、どうか見てください。

このドキュメンタリーが、演劇を世の中に開かれたものにするためのひとつの種になることを願います。

ご視聴ページはこちら!
約2時間。1800円です。
クレジット決済のほか、銀行振り込みも対応いたします。

また、本番映像の配信終了まであと3日です。
3月24日 23:59まで。
どうぞご覧ください。私たちの本気です。
配信監督:高畑陸(シル/CHARA DE)
撮影:恵比寿亮(MATATU)

今日も読んでいただきありがとうございました。

Twitterのスペースで私もお話会とかやってみたいなあ……考え中。


麗🐻


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?