学習は定着している?

学習はどのようにすれば定着するのでしょう。
ラーニングピラミッドというものを使って、考えてみましょう。

みなさんに質問です。

(A)先生の話を聞くこと
(B)自分で読書をすること

どちらの方が、自分の頭に知識が残るのでしょうか。

正解は、(B)自分で読書をすることです。
なんと、ラーニングピラミッドによれば、先生が講義してもみんなには5%しか記憶として定着しないとのこと。(先生は、話していてむなしくなるよ( ; ; ))
一方、読書は10%。

ラーニングピラミッドでは、学習する人の活動を7つに分けました。


①講義
②読書
③視聴覚
④デモンストレーション
⑤グループ討議
⑥自ら体験
⑦他の人に教える

数字が大きい活動にいけばいくほど、知識として定着する割合が大きくなってきます。

先生が話の時間を短くして、みんなに任せている理由が少しわかってもらえたでしょうか。

では、自分の学習を少し振り返ってみてください。

「友達に話を聞いて教えてもらう」

これは、どうでしょう。
⑤のグループ討議になるのでしょうか。
たしかに、討議している人も見られます。
でも、一方的に教えてもらっていることも多いんじゃないかな。
その場合は、教えてもらうのが先生から友達に変わっただけだとです。
それでは、「①講義」と同じです。知識定着率は5%です。

じゃあ、どうすればいいのか。

友達に教えてもらった(①講義)後、自分で解く(⑥自ら体験)
友達に教えてもらった(①講義)後、友達に説明する(⑦教える)

などが考えられますよね。

聞いてわかったつもりになっていることと、自分で理解して説明したり問題を解いたりすることの間には、とてつもなく大きな隔たりがあります。

少し参考にして学習を進めてくれるとうれしいです。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?