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予防矯正について

予防矯正という単語は、「正しい舌の位置、鼻呼吸、姿勢、飲み込み方のトレーニングを行うこと」という意味で使われていますが、小児歯科の教科書には載っていません。

確かに唇を咬んだり、飲み込むときに舌が前に出たり、口呼吸をしていたり等の癖があると 歯ならびや咬み合わせには良くありません。

★ただし、予防矯正を行っても永久歯の大きさを変えることはできません。ですから矯正をあまりにも低年齢から開始することは、労力と費用のムダになる場合もあります。

★長年、私達はお子様の成長を見守り、多くの経験値を積み重ねましたが...

「どれだけ機能訓練をしても永久歯の大きさを変えることができない以上、予防矯正ですべての不正咬合を防ぐことは不可能」という結論に達しました。

6歳未満で組織が非常に柔らかいお子様に装置を適用するのは、横噛み等による副作用まで考慮した上で、もっと慎重であるべきだと考えています。

陶芸でも粘土の硬さは適度である必要があります。
粘土が硬すぎても柔らかすぎてもうまくいきません。
個人的には矯正治療も似ていると思います。

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