30代男性が「はみがき」を習いに行った話
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2年ぶりに行った歯科で、歯科衛生士のオバチャンに「歯磨き講習」を受けるように勧められました。
正直、30にもなって歯磨きを教わるって情けないよなぁと思いつつも、でも正しい歯磨きを教わる機会ってなくね?と前向きに考えることにして、前回の受診からわずか2日後に再び歯科に訪れたのでした。
想像してた「歯磨き講習」は、机と鏡があって、歯磨きの仕方を教わるのかと思いきや、治療台(別名:処刑台)へのライド・オンを命じられました。
え?思ってたのと違くね?と焦りはじめたところ、前回と同じ歯科衛生士のオバチャンが登場。
前回言われていた「いつも使ってる歯ブラシ」の持参確認を済ませると「ヤツの出番」を告げられました。
「ヤツ」とは、磨き残した歯垢を赤く染める、あの染色液です。
家を出る前に歯を磨いたけど、きっと、血を吸ったような状態になるんだろうなと思いながら、作業終了を待つ。
作業終了を告げられて、2回ほど口をすすいで(液は真っ赤というか、藍染みたいな色)、鏡とご対面。あれ?思ったより染まってないな。という感想。
先日言われた通り、歯茎との境目を中心に歯並びのよろしくない細かいところが染まってました。
そのまま治療台の上で作業続行。
いつもの歯ブラシを使いながら、レクチャーを受けました。歯の表面の磨き方はいつもの通りでOK。
問題の境界の部分は歯ブラシをいつも磨く位置から歯茎寄りに5mmぐらいずらして、歯茎をマッサージするように磨く。あまり強くやりすぎると歯茎自体を痛めるということを教わりました。
最初の頃は歯が元々歯肉炎なので、多少血が出るのは普通という説明も受けました。
次に歯並びの悪い箇所は普通の歯ブラシだとなかなか届かないので、細いポイントブラシで磨いていくことに。
指示通りにやっていくと、どんどん赤く染まった部分が落ちていきました。
最後にデンタルフロス(いわゆる糸ようじ)を使って、歯間の掃除方法を学びました。途中で朝食べた海苔が出てきて、思わず苦笑いしましたけど。。。
今までの歯磨きは、歯磨きの真似っこだったことを思い知らされました。
歯の表面を磨くだけが歯磨きではなく、歯と歯茎のマッサージを含めて歯磨きなんだなぁと思いました。
歯にまつわる標語で、「8020運動」というものがあります。80歳までに20本の健康な歯が残っていれば、余生も安心みたいな意味だったと記憶してますけど、ぶっちゃけ80歳まで生きられないというツッコミはなしですよ・・・?
この標語でも言うように、人生の中で歯が重要というのは、今更ながら骨身に染みました。今現在、虫歯の治療で右上の歯が仮の詰め物になっているのですが、食事の時に気を使って噛みにくいんですよね。
将来ヨボヨボになった時に、気を使いながらごはん食べたくないなって思いましたので、習った歯磨きを続けていこうと思います。
みなさんも健康な歯と食生活を維持するために、今からでも歯医者に行って歯と歯磨きと真剣に向き合う機会を作ってみるのはいかがでしょうか?
私の体験で、歯医者に行こうと思えていただければ幸いです。