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タロットと西洋占星術のリンク⑬~小アルカナ(ワンド・エース〜ワンド・7)

こんにちは。
13回目のタロットと西洋占星術のリンクは、小アルカナを掘り下げていこうと思います。
第8回目で、デーカンに対応するタロットカード(小アルカナ)でも紹介しました。

これをカードの順に見ていきたいと思います。
第8回目では触れていなかった数秘についても、併せて見ていきたいと思います。
「数にはそれぞれ意味があり、宇宙の法則を表す」と言ったのは、古代ギリシャの数学者、哲学者で有らせられるピタゴラス大先生。
ド〜シの12音階 🎹 🎶を発見したのもピタゴラス大先生。私は鍵盤楽器を趣味にしているので、この12音階の神秘✨️の法則を理解しようと、底なしの沼でブクブク溺れています(笑)。

12星座12支12音階、面白いことに音楽にもその共通点が垣間見えるときがあり大変興味深いです。例えば、音楽にはドミナントセブンスという5番目のコードがあるのですが、このコードの音は不安定なので、着地したいという特徴があります。どのみち落ち着くので、不安定ついでに、ここで自由に大暴れしてやる!!とのごとく、ジャズならここではいろいろなスケールが使え、クリエイティブなことができるのです。

小アルカナの5番目のカード群はどれも波乱不安定な要素を含んでいます。占星術での5ハウスクリエイティブを意味していますし、5ハウス対応の大アルカナは太陽です。子どもが手綱もなく自由に馬に乗っているのは、落ちても誰かが受け止めてくれる(着地できる)環境にあるからという気がしてなりません。数字の意味にはどの分野においても何かしら共通するものがあるのだな、としみじみ感じる次第です。

では小アルカナはワンドから見ていきましょう!! 
 

火は生命力であり、気力やる気直感力が冴えてます。数字は1、始まりを意味し、自立の第一歩、独創性を表します。因ってワンド・エースは火の根源であり、情熱を燃やすきっかけを得て、気力に満ちています。対応星座は、12星座を4分割した、蟹座(夏至)〜獅子座〜乙女座までの3ヶ月間です。
 
 

ワンド・2牡羊座第1デーカン(3月21日~3月30日)に対応します。対応天体は火星、大アルカナの皇帝と成分が同じですね。リトル皇帝と言ってもいいかもしれません。ワンド・2も、皇帝のように強い意志と情熱を持って働きます。数字のは、1つのものが2つに分離し、対象となるものが出来ます。対象を受け入れることでバランスが生まれ、ワンド・2では、計画性実行力の2つの均衡がとれてこそ成功すると示しています。
 
 

ワンド・3の対応星座は牡羊座の第2デーカン(3月31日~4月9日)です。対応天体は太陽、数字のは三角形が持つ上昇パワー、拡大、発展です。ワンド・3ではワンド・2で得たものをさらに拡大させ、まだ経験したことのない外の世界へ働きかけます。未知の世界に向かって活発に行動します。
 

ワンド・4の対応星座は牡羊座の第3デーカン(4月10日~4月19日)です。対応天体は金星、牡羊座の支配星である火星(男性性)と金星(女性性)の組み合わせは、男女の出会い、または祭りとみたり、陰と陽が解け合い調和します。は四角形であることから安定を表し、1,2,3で頑張ったことの成果でもあります。ワンド・4は労働を労ったり、収穫を祝ったり、平和なひとときです。また頑張ろうというやる気を保持します。
 

ワンド・5の対応星座は獅子座の第1デーカン(7月23日~8月1日)です。対応天体は土星自己主張したい獅子座に抑制の土星は相反するもの。そのジレンマ反動もあって、意見の違う者たちが自分の主張を通そうと取っ組み合い、激論、競争しています。数字のは4で安定した枠組みに変化を起こさせ、混乱を生じさせます。新しいものを打ち出すにはワンド・5のパワーが必要なのかもしれません。
 

ワンド・6の対応星座は獅子座の第2デーカン(8月2日~8月12日)です。対応天体は木星、木星は発展の星、数字のは上向き三角形と下向き三角形を組み合わせた六芒星(ダビデの星)を作り、調和、美とバランスを意味します。ワンド・6の調和とは、5での闘いの勝利(自己実現)であり、その勝利を大きくアピールすることで発展し、成功することを意味しています。
 

ワンド・7の対応星座は獅子座の第3デーカン(8月13日~8月22日)です。対応天体は火星、数字のは3の発展と4の安定の組み合わせと考えることができ、一週間が七日だったり、七不思議という言葉があるように1つのサイクルとみなすことができます。ですので7はちょっとした波乱が起きやすい数字でもあり、流れが変わり次のサイクルへの移行を暗示します。ワンド・7では、6で得た勝利を維持するために休みなく働き、プレッシャーとの闘いを物語っています。
 
 
7という区切りのいいところで、本日はここまでです!😊
次回もお楽しみに!!

文・イラスト:加藤マカロン

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【著者プロフィール】
加藤マカロン

イラストレーター&占い師。公式サイトは、マカロンタロットweb 。カードの基本的な意味などを知りたい方は、『マカロンタロットで学ぶタロット占い』(駒草出版)をご参照ください。SNSは、Twitterアカウント (@katomacalon)、facebook などでも情報発信中。

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