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「西洋占星術」の「星座」や「惑星」を使って タロットカードで「時期」を見てみよう!


皆さま、こんにちは。

今年も残すところあと3ヵ月半?!
光陰矢のごとし、そしてあっという間に月1アップの「マカロンと行く占い旅」も3回目、ありがたや、ありがたや。

前回は、今年の年末に約2世紀ぶりのお空の大イベントについて2回に渡ってお伝えしました。

その中で、タロットカードの一枚一枚には「星座」や「惑星」がリンクしていて、故にこのような現象が世の中で起きているという紐付け、理解を深めることができたと思いますが、その「星座」や「惑星」の特徴を知っていると、より深く読み込むことができます。

占っているとき、「時期」について、いつ頃と読んだらいいのだろう……と迷うことはありませんか?

一般的に、タロットで占った有効期限は3ヵ月ほどと言われていますが、この有効期限の「時期」ではなく、例えば「出会い」を占ったとしたら、それはいつ頃起こり得るのか?の「時期」です。


最初から「時期」ありきの、1月から12ヵ月分のカードを引いて占う「ホロスコープスプレッド」なら、何月にこんなこと、あんなこと、と読むことができますが、そうではないスプレッド(展開法)で見た時、どうみたらよいのでしょう?

そんなとき、各カードに対応する「星座」「惑星」を知っていると、すぐに読むことができます。

そこで、入門書的な『マカロンタロットで学ぶ タロット占い』では書き切れなかった「西洋占星術」で使う「星座」と「惑星」がタロットとどう関係しているのか、ここでちょっと紹介しちゃおうと思います!


諸説ありますが、
「星座」「惑星」に対応する大アルカナすべてを配置してみました。

題して、じゃ~~~ん!!

「マカロンタロット大アルカナ× 星座 &惑星 対応チャート!!」

どのカードがどの「星座」にいて、どの「惑星」に対応しているか、慣れるまで表でチェックできるようにまとめてみました!

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図の説明:
一番内側の数字は、ホロスコープチャートを作る時の1~12の番号。
「ハウス」と呼ばれていて、1ハウス、2ハウス…と反時計回りに回ります。
 ここでは割愛しますが「ハウス」にもそれぞれ意味があります。
2重目は「星座」です。各星座の期間はその月の20~23日前後で切り替わ
 ります。例えば1番目の「牡羊座」は3月21日~4月19日の期間です。
3重目は各星座に対応している「惑星」です。

※1 牡牛座「法王」について、惑星対応は「水星」になります。ハウスは「創造」を意味する「5ハウス」に対応すると言われています。
※2   「蟹座」に配置されている「女教皇」について、対応惑星は「月」で
 すが、「星座」は特に当てはめられていません。
※3   「山羊座」に配置されている「世界」について、対応惑星は「土星」
 ですが、「星座」は特に当てはめられていません。


例えば、「ケルト十字スプレッド」(タロット占いで最もポピュラーな展開法)で占ったとき、「未来」を表す位置、又は「最終結果」に「魔術師」が出ていたとします。

図を見ると、「魔術師」は「3ハウス」の「双子座」に位置していますので「双子座」の期間(5月21日~6月21日)である可能性を読むことができます。

ですが、もしその期間がずいぶん先の話になってピンとこないような場合は、必ずしもこの期間のみとは限らない読み方もあります。

「3ハウス」「水星」「双子座」的の意味をとって、「小回りが利く」「回転が早い」「フットワークの軽さ」から、「わりとすぐ」「気分しだいで」「思い立ったが吉日」と読むこともできますので、その辺は臨機応変に~(笑)。

軽め惑星といえばもうひとつ、
「月」のような動きの速い「惑星」について。
「4ハウス」に「戦車」が配置されていますね。「蟹座」の期間以外の読み方としては「一ヵ月以内」、「わりと早い時期」にものごとが動き出すと見ることができるでしょう。はたまた、「2~3日の間」と読んでもいいこともあるかもしれません。

というのは「月」は2~2.5日で次の星座へ移動し、あっ!という間に通り過ぎてしまいます。こちらも状況をみながら判断してみてください。まあ「戦車」なのでその意味からしても動きは速そうです。


逆に、重い惑星「冥王星」が居る8ハウスの「蠍座」などの場合は、必ずしもこの「期間」とは読みにくいことも。
「冥王星」(トランスサタニアン←土星よりも外側の惑星)それに輪をかけてというか、だから故になんですが、「不動宮」(星座の三分割のうちのひとつ、他には「活動宮」「柔軟宮」があります)の「蠍座」はなかなか変化を起こさない癖のようなものがあります。

配置されているカードのラインナップを見てみると→

「死神」「塔」「審判」とくれば一筋縄ではいかないようなカードばかり………。「人生を変えるような区切り」「限界を迎えるような重~い出来事」「唯一無二の出会い」などなどがない限り、ちょっとやそっとのことでははなかなか動きがないだろうな………と、読むこともできます。
こちらも現況などよく見て判断してみて下さい。

重いカードのリーディングは大変ですが、頑張って!!


ところで、

78枚で占えば「小アルカナ」だって出でくると思うんです。
では「小アルカナ」はどう見るのでしょうか?

はい、
「小アルカナ」は4つのスート(要素)別でみていきましょう。

「火」の「ワンド」なら、火の星座群
(牡羊座、獅子座、射手座)

「土」の「ペンタクル」なら、土の星座群
(牡牛座、乙女座、山羊座)

「風」の「ソード」なら、風の星座群
(双子座、天秤座、水瓶座)

「水」の「カップ」なら、水の星座群
(蟹座、蠍座、魚座)

これらの「期間」に期待がもてそうと読むことができます。


このように各カードの「星座」「惑星」対応がしっかり頭に入っていると、
その意味や特徴を引っ張りだして多角的にリーディングすることができるので、ホントに便利です。


『マカロンタロットで学ぶ タロット占い』の実践リーディングのところどころに「+αテクニックポイント」として、
ここで紹介した見方以外の、プロはこう読むのか、ふむ~と唸るような!?「時期」の読み方も載っているので、そちらもぜひチェックしてみて下さいね!!

今回は、「西洋占星術」の「星座」や「惑星」を使ってタロットカードで「時期」を見てみよう!の試みでしたが、いかがでしたでしょうか。

何ヵ月かあとに振り返って見た時に、実際どうだったか検証してみることもお忘れなく。

「時期読み」を深めるべく普段のリーディングの中で使っていくうちに、
自分なりのカードの出方が見えてくるハズですので、ぜひご活用くださいね~!


【著者プロフィール】
加藤マカロン
イラストレーター&占い師。公式サイトは、マカロンタロットweb 。カードの基本的な意味などを知りたい方は、『マカロンタロットで学ぶタロット占い』(駒草出版)をご参照ください。SNSは、Twitterアカウント (@katomacalon)、facebook などでも情報発信中。 

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