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2019年度の振り返り~上半期~

トップの写真の光景を受け入れてもらえるかどうか。
ここが一番私が心配していたことでした。

対象を小学校1~2年生とし、活動を上半期と下半期に分けました。
上半期会員募集をして集まってくれたのが12名。
どんなクラブかもわからない、指導者もどんな人なのかわかっていない中、応募していただいたことは本当に感謝しかありませんでした。

応募動機が様々で初めて聞いた理由も

サッカー経験者もいれば、全くの初心者、別のスポーツをしている子もいたり、様々な動機の子どもたちが集まりました。
単純にサッカーをもっとしたい人、他のスポーツと一緒に行うことに共感してもらえた人など。
初めて聞いたのは、チームに入るまでは望んでいなく、このフットボールExperienceのような感じが丁度いいと言ってくれた保護者の方がいました。
保護者の方の中にも様々な考えを持っている人がいるものだと知ることができました。

ドキドキだった1回目の活動

1回目の活動日の朝、ドキドキでした。
一体どんな人たちが来るのだろう、自分の思いは上手く伝わるだろうか。
そんなこと考えながら、開始準備時間にあわせて現地へ。
ゴールを組み立てる準備をしていると活動開始1時間弱前くらいに一組の親子が来ました。タ〇トでしたね。

大切にしたい活動開始前後の時間

こちらが案内した時間よりも前に準備しているので、早く来てもらっても構わないという案内を出していたので、そのせいかな、と。
実際はどうだったかわかりませんが・・・


活動の前後に余裕を持たせたいのです。集中して活動を行う前後に自由時間を設けることで、子どもたちの様子を見ることができるし、そこでコミュニケーションが生まれることがあるからです。
活動が終わったらすぐに帰らなければいけないのではなく、活動終了後にだら~んとした時間って、子どもには結構大事なことのような気がして。
ゆるい雰囲気だからこそうまれるコミュニケーションもあるだろうし。
そういうのが子どもたちにとって「居場所」になって欲しいと。
だから、早めに来た親子を見たときはちょっと安心しました。
ちなみに、上半期は活動終了後にすぐ施設が閉まってしまうので、大急ぎでみんな帰ることに。活動前の時間を大切にしました。
その親子を皮切りに、どんどん人が集まり出しました。
ちゃんと来てくれて良かった💦

様子の伺い合戦

みんな初めて。
何がこれから始まるのか。
保護者、子どもと私の間で様々な期待と不安が入り混じったグランドの雰囲気でしたね。今でもあのふわふわした感覚を覚えています。

子どもたちが用意するものは運動のできる服装、靴と飲み物。
ボールはこちらで用意したものを貸出し。
「このボール使っていいよ」
そう伝えると嬉しそうに1つボールを持ち出してシュートとか色んなことしてました。
みんなお互いを意識し合い、慣れない感じでみんなお互いの様子をうかがっている感じでした。

「練習」と「活動」


サッカー経験者、既にチームに所属している子が複数いて、その子たちは多分「練習」が始まると思っていたと思います。
活動開始時間過ぎても私はまだ様子見。
Aくん「何かしないの?」
と、ある子が言ってきたので
私「自由にしていいよ。試合でもしたら?」
Aくん「え、いいの?ラッキー」
Aくん「じゃ、試合やろうよ」
とみんなに言います。
賛成して集まる子がいれば別の子は
Cくん「おれやらなぁ~い」
その別の子はトップの写真のようにボールとマーカーと砂で遊んでいたのです。それを見た他の子も「じゃ、おれもやらない」と言って一緒に砂で遊びだしました。

私が「練習」と言わないで「活動」というのは、スポーツは元々遊び、気晴らしなどで行うのが本来持つ意味だからです。
でも、「練習」になるとその意味から少し離れてしまう。
この日集まった目的がそれぞれである子たちに何かを押し付けることを最初からしたくなかったんです。
砂遊びしている子がいてもいいんです。
「サッカー教室だから、サッカーしなくてはならない」
そんなことはこの年代では必要ない。
まず、この場所に来れば楽しいことがある。
そんな風に子どもが思ってくれたらいいな、ここが子どもたちの居場所になってくれればいいな、というのが私の想いです。
だからこそ、最初にそういうことなんだよと保護者と子どもたちに感じてもらう必要があったのです。

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このクラブの方針を受け入れてもらうことができるか?
きっと賛否両論あったと思います。
60分くらいの活動でしたが、ハラハラドキドキ💦

放置してたわけではないのです。
彼らに自由にしてもらうところからが私の腕の見せ所。
少しずつ接していくことで、サッカーの形にしていくことを心がけています。砂遊びしている子たちに工夫して接してみると一緒に試合に混ざってくれたり。
でも、またすぐ砂遊びし戻ったり。
日によって参加したり、砂遊びで60分過ごしたり。気まぐれな子もいました。
何回も言いますが、これでいいんです。
大切なのは楽しいかどうか、なのですから。

このサイトに記載されている考えを基本としています。
やる気になるのならないも、指導者次第。
保護者のニーズを満たせるかは、私の手にかかっています。
逆に、サッカー経験者や既にチームに所属している選手たちからしてみれば物足りなさを感じていたでしょう。
そこはわかっていたことなので、そういった子たちには別の接し方をしました。
上半期に関しては、こういったことの繰り返し。
最初はみんな戸惑っていましたが、回数を重ねていくうちにお互いをわかりあっていったという感じでした。
彼らが自由にプレーする。
気になったところは
「どうしてそう判断したの?」と質問。

良いプレーでも聞きます。
そんな考えがあったのかと知ることが嬉しい。
良い考えはみんなと共有。課題が出たときは、どうすれば修正できるのかを考えてもらう。
私がヒントや提案をします。
それを受け入れてもらえないこともありました。
それでいいんです。納得できなければしなくていいのだから。
納得してもらえるかどうか、ここ指導者の質が問われます。
圧力かけて同調させるなんてことしたくないので。
そんな接し方を繰り返しました。

ただ、これに保護者と子どもが納得してもらえたかどうか、ここは下半期も継続してくれるかで判明することに。

少ない経済負担で済むように。
質の高い指導も受けれるように

ここを目指しているのです。

下半期へ続く。

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