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2019年度を振り返る~下半期~

前回のアンケートの内容を踏まえ、下半期はサッカーの色を少し濃くしようと思いました。

下半期の会員募集を12名の上半期会員へ一般募集する前に案内しました。
継続を望んでくれた方は6名。
半分が下半期を継続しないということでした。

なかなか厳しい現実。

半分の人のニーズを満たせなかったということでしょう。
でもよく考えてみると、どんな団体かも知らない中で12名に応募してもらえただけでもありがたいこと。むしろよく6人の継続を得ることができたというふうに受け捉えました。

下半期の案内を一般にもお知らせしたところ、新規で4名応募してくれました。友だち伝えもあり、本当にありがたいこと。
下半期は10名で活動することになりました。


台風19号の影響で、当初使用するはずだった施設が氾濫の被害を受けて使用不可に。年内は別の施設で活動することに。

11月からの下半期では、1月頃まで「空間」を意識した活動を行いました。

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言葉

サッカーの指導をしていると、言葉の使い方って気をつけないといけないってよく思います。
何気なく使っている言葉で伝わってしまうことが多々あります。
それはコチラが意図していない形で別の意味として伝わってしまうということ。

「空間」=「スペース」

”どんなスペースを見つければいい?”

という質問に対してよく子どもたちが答えるのは
「人がいないスペース」
これは少年サッカーあるあるなのですが。

しかし、スペースに対する認知という面で物足りなさを感じます。
景色じゃないんですよね。
そのスペースの周りの状況を見たとき、そのスペースはこれからどうなるのか?

「そのスペースはこれから人が増えそう?減りそう?」

「だったら、どんなスペースでボールをもらえばいい?」

こんな感じで子どもたちに質問します。
ちなみに、私はスペースという言葉は使いませんが。

こんな感じで1月頃まで活動し、2月頃からは少人数制で試合形式をたくさん行いました。

自然とボールをたくさん触れるように、自然とこちらが望む光景になるように。こうしないとだめ、でなくて自然とそうなるように誘導していきます。
誘導しますが、そうならなくてもいいし、むしろ私にない発想をした子どもは大きく評価しました。
※褒めるのではなく評価するようにしています

ゴールがたくさんある施設だったので、見るものを増やし、相手をだませる機会を多く作れる環境にすることでたくさんの判断を子どもたちにしてもらいました。
子どもたちの発想は素晴らしいですね。ボールを持っていない時にでもちゃんと判断をして、良い場所(この意味もちゃんと子どもに理解してもらう)でボールをもらおうとする子どもが複数出てきました。

これも少年サッカーあるあるなのですが、そういった選手たちが出てきてるにもかかわらず、ボールを保持している子どもは良い動きをしている仲間にあまり気が付きません。
気が付かないのは見ていないので、自分よりも良い状態の選手にボールを渡せば簡単に得点ができるということに気が付けないんです。

低学年だから仕方ないと思いきや、私が関わっているトレセンの活動やセレクションでもこの現象とても多く見られます。
高学年の子どもたちでもこういった判断ができない選手が多いこと。
ボールを持っていない選手で良い動きをしている選手がいるのですが、ボールを受けることができず。結果その動きは無駄になり、評価をされない現象が多く見られます。

そんな状況をたくさん見ているので、解消するべくできるだけ年代が低い子どもたちから伝えるようにしています。
低学年の子どもでも十分できることを知っていますが、それはフットボールExperienceのようなサッカー歴が全くない子どもたちにでもできることを学ぶことができました。

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下半期から新しくバスケットボールを主にしている子が入って来てくれました。
お友だちの紹介だったかな?
多種目を推奨している私としてはとても嬉しかったです。
年内活動した施設はバスケットゴールがあったので、彼はそこでシュートする姿をたくさん見れました。
他の子どもたちは彼が何度もシュートを繰り返す姿に影響されて真似をする子たちも。
サッカーにバスケの動きを、バスケにサッカーの動きを加えるなんて、運動神経にとって良いことしかありませんよね。
みんなにとって良い影響を与えてくれました。

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下半期から、他のクラブチームに所属している子どもたちが参加してくれました。
少年団(父さんチーム)に所属している子どもは上半期にもいましたが、クラブチームの子どもは初。
団体や所属間で子どもたちの奪い合いを避けたいこちらとしては、とても嬉しい出来事でした。
ただ、クラブチームとの活動内容や質を見比べて、物足りなさを感じる可能性もありました。ここは翌年度継続してくれるかでわかります。
そういった子たちのニーズに応えることも求められます。
そのための経験や指導者資格なのですから。

上半期よりも様々な子どもたちが参加してくれて、施設も屋内だったことから天候に左右されることなく、充実した活動をすることができました。
ただ、新型コロナウイルスの影響で3月の活動ができなかったことはとても残念でしたね。

下半期の活動が終わり、フットボールExperienceの活動は実際どうだったのでしょうか。
フットボール Experienceは何かの役に立てたのでしょうか。
私の想いが一方通行になっていなかったでしょうか。
サッカー以外の良い影響を感じてもらうことできたのでしょうか。

自問自答が続きました。
答えは時間がある程度経過しないとわかりません。
できることとして次年度に向けて準備しますし、次のステップとして新クラス(年長~小学1年生クラス)を設けることを決定。
そして、既存の子どもたちはそのまま2年生~3年生クラスとして活動する方針を決定したのです。

次回は2020年度上半期についてお知らせします。


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