【し】進化論

1.宗教的解釈や、社会構造的利用で補強された考え方。
2.いずれトンデモ論になる予備軍
3.一般的な科学者もナチュラルに「そうやって進化してきました」などと頻用する。
4.最近は分子生物学の影響か、定義が曖昧になってきている印象。単なる因果的解釈での使用を(無意識に)している人もいるようだ。

【解説】
 今更の進化論だが、自分は今のところ、信じていない。
 自分なりに考えて見て、信じられないなあと思っているだけだ。
 ただ、すべてはグラデーションである、という持論があるので、繋がってはいるのだろう。でも、それが、単純な突然変異で展開してきたとはどうしても考えられない。

 だいたい、進化の定義がわからない。
 過去に何回か調べたが、やっぱりその範囲がわからない。
 戦後の日本人の体格も向上したが、それを誰も進化とは言わないだろう。
 栄養がよく、生活環境が改善されれば、生物は遺伝子変異なしで大型化するというだけの事だ。
 自分としては、環境の変化に伴う形質変化こそ、進化の一部と考えた方が、妥当な気もする。その積み重ねが、ベクトルを決める可能性はあるだろうな、と。

 なので、やはり、遺伝子的突然変異が、適者生存の原理で固定化する、というのは、どうもな。専門家ではないのでわからないが、それならば、物凄い頻度で、突然変異が起こっていなければならないような気がする。それが正しいと仮定した場合、人間原理も途方もない確率の結果であることを考えれば、進化論支持者は、人間原理も指示せざるを得ないというジレンマを抱えることになるだろう。
 科学的と、非科学的の同居である。

 私の様な市井の人間を救うためにも、科学者の方々には、進化論についてのはっきりした定義を教えて欲しいとつくづく思う。
 でも、テレビの科学系番組を見ていても、解説者である科学者が、フツーに「進化してきたわけです」とか使っているので、しばらくは、自力の努力を続けていかなければならないようだ。
 

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