【新社会人必見】#10 敬語の作り方

こんにちは駒野です。

昨日は敬語の種類についてお話ししましたが、本日はそれぞれの敬語の作り方についてひとつひとつ触れていきたいなと思います。
ちなみに次回はこの作り方を学んだ上で、社会人生活でよく指摘される「二重敬語」について話したいと思いますので今日の内容は覚えておいてくださると楽になるかなと思います。

尊敬語と謙譲語の作り方は
【言葉そのものを変える】方法と
【元の言葉に付け加えてそれぞれの敬語の形にする】方法の二つがあります。

①尊敬語の作り方

昨日、尊敬語は「相手のすることを持ち上げる」敬語とお話ししました。
ではどのようにして持ち上げる表現をするのか。

【言葉そのものを変える】

例えば
「みる」→「ご覧になる」
「食べる」→「召し上がる」
「言う」→「おっしゃる」

【元の言葉に尊敬語を作る形を付け加える】

例えば
「読む」→「お読みになる」
「書く」→「お書きになる」
「来る」→「来られる」

このように
「お(ご)〜になる」「〜(ら)れる」
という形を付け加え表現すると綺麗な尊敬語の形ができあがります。

②謙譲語の作り方

昨日、謙譲語は「自分のすることを控えめにする」敬語とお話ししました。
ではどのようにして控えめに表現するのか。

【言葉そのものを変える】

「みる」→「拝見する」
「食べる」→「いただく」「頂戴する」
「言う」→「申し上げる」

【元の言葉に謙譲語を作る形を付け加える】

例えば
「聞く」→「お聞きする」
「待つ」→「お待ちする」
「届ける」→「お届ける」

このように
「お(ご)〜する」
という形を付け加え表現をすると綺麗な謙譲語の形が出来上がります。


さいごに

本日は尊敬語、謙譲語それぞれの作り方についてご説明させていただきました。
こうしてみると「いやそんなの知ってるよ」となる方も多いかもしれません。
しかし、知識として持っていてもいざ使う場面になるとわからなくなってしまうものです。

例えば
自分が主任に映画をお薦めした際
「ぜひ拝見してください」
のように尊敬語を使う場面で謙譲語を使ってしまう方が多いのです。

この場合、正しくは「ぜひご覧ください」です。
このように日常会話の中でもしっかりと敬語を使えると
(しっかりしてるな)
(礼儀正しいな)
と好印象を持ってもらえることも多いです。

ぜひこの記事をきっかけに「もう一度学び直そう」と思っていただけましたら幸いです。

本日もありがとうございました。
それではまた次回お会いしましょう。

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