オシャレってそもそも何?

今日はファッションについての記事。

僕はSNS世代の芸能事務所レキシントンをやりながらも、元々アパレルWEGOのPRをやっているので、ファッション業界で働いている身としていろいろ思うことはあって。

誰がオシャレで誰がオシャレじゃないとか、ファッション業界じゃなくてもそういう議論があると思うんだけど、オシャレってそもそも基準が難しい。「AさんとBさんどっちがオシャレ?」っていう質問も何を基準にオシャレを計れるのかって話しになってくる。

僕はWEGOで働く前に若者向けのファッション雑誌の編集をしてた時期もあって、その頃のファッション雑誌的な価値観でいうと、COMME des GARCONS、Yohji Yamamotoのようないわゆるハイファッションと呼ばれるブランドを頂点にしたファッション階級ピラミッドのようなものがあった。

モデルは日本人より外国人、読者モデルよりもプロモデル(何をもって読者モデルなのか、プロモデルっていうのも曖昧だけど。。。)リーズナブルなブランドよりもハイファッションなブランドのページを担当しているほうが雑誌として上。そんな価値観があった。だから読者モデルが出てる雑誌を編集している人は、プロモデルが出ている雑誌の編集者になることを憧れていたし、読者モデルをカタログに使っているブランドの人はいつかプロモデルをカタログに使うブランドになることを夢みていた。もちろん例外はあるけど、大雑把にいうとそんな感じだと思う。

そういった価値観に違和感を感じていた状態でアパレルで働くことになったんだけど、なんだか気持ち悪くて自分なりにファッションを定義付けようと思う。

ファッションとは所属するコミュニティを表す記号である。

っていうのが僕の定義なんだけど、記号っていう切り口でファッションを眺めるといろんなタイプがいる。

モード系、アメカジ系、古着系、サーフ系、ジェンダーレス系etc...

ファッションを見ればその人が好きなコミュニティがわかり、そこから共通の趣味を持つ友達ができる。自分の所属する場所がわかる。

こういう風に考えるとオシャレに上下なんて必要ないし、格差なんていらないって思える。

自分で納得。

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