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拡大再生産系ニガテな私からしても「宿命の旅団」は最高に面白いおすすめゲーム

こんにちは。アナログゲームお嬢、コマノです。

いきなりなんですけど私めちゃくちゃ拡大再生産(ワーカープレイスメント)系ゲームが苦手なんですよ。

🔻拡大再生産系ゲームとは?
ゲームを通じてコインやリソースを獲得し、それを投資することでさらにリソースを得たり、獲得リソースをポイントに変換したりして、どんどん総合資産を増やしていくゲームのジャンルのこと

なんでこれが苦手かっていうと

・長くて重いし途中で飽きてくる

・負けが確定してもやり続けることが辛い

その結果すげー疲れるんですよね。。。。。。。。。。

しかし!!本日ご紹介したい「宿命の旅団」というカードゲーム。

このゲームは簡単、早い、でもちゃんと考えさせられる、しかも負け確定がわからない!という今までプレイした拡大再生産系の中では革命的なゲームだったんです。

とりあえずこういうゲームなんだって紹介させてほしい。

ゲームの目的

このゲームは九人の旅団メンバーを駆使してリソースを集め、
冒険書に記すページ数を獲得し、いちばんブ厚くてイケてる冒険書を作っていくことを目的としたゲームです。

シンプルね。

ゲームの流れ

ゲームは全部で4ラウンド行います。

🔻デッキを作る!

まず1ラウンド目に使うデッキを作ります。
プレイヤーは一人ずつ、自分の9枚のイケてる「旅団」カードから更にイケイケの4枚を選びます。これがデッキになります。

🔻ゲームスタート!

プレイヤー全員デッキが整ったら、スタートプレイヤーから「旅団」メンバーを場に出し、能力を使います

能力を使ったら、次のプレイヤーが「旅団」メンバーを出し、能力を使います。

これを繰り返して、リソースを増やしたり、冒険書のページを獲得したりしながら4枚の旅団を全員が全部使い切ったら1ラウンド終了。

これを2〜4ラウンドまで、デッキを作るところから繰り返して、最終的にイケイケの冒険の書を作ったプレイヤーの勝利です。

「能力を使う」ってなんぞや

各旅団カードはこんな感じで普通の能力と、強い能力の2種類を持っています。

例えばこの場合プレイヤーは、

普通の能力「名もなき戦士」(戦力トークン×2)
もしくは
強い能力「伝説の戦士」(戦力トークン×2&冒険カード×1)

のどちらかの能力を選んで使います。

普通の能力は即座に発動
強い能力は1ターン後に発動
といった違いがあって、
強い能力は、使うために1ターン待っている間に、誰かに同じ旅団カードを使われたら発動失敗、というリスク付きの能力です。

だからどちらの能力を選ぶかでその後の展開が大きく変わっていきます。

で、能力を使って得られるこのトークンってやつが、最終的に勝ちを決める冒険書のページを獲得するために必要になってきます。

冒険書のページはこんな感じ

このページが欲しい時は赤い戦力トークン×2、緑の知識トークン×4で交換可能になるわけです。

能力を使ってトークンを増やし、冒険書のページをゲット!
イケてる冒険書を作り上げていくぜ!

っていうゲームなんです。

何がそんなに面白かったのか

とまあこんな感じでゲームは進んでいくのですが、何がそんなに面白かったかっていうと

📚その1📚デッキ構成タイム

まずここ。9枚って多くも少なくもない絶妙な枚数なのね。
ここからラウンドで使用する4枚を選んでいくのですが、
この4枚の選び方でプレイ感が全然変わってくるのよ。

展開によっては
「あ!さっきあの旅団をデッキに入れておきゃーよかったーー」
って思ったり、
「きた!この展開を期待してこの旅団をデッキに加えたのさ!ドヤ!」

ってなったりするんです。

だからこそ真剣に4枚を選ぶ。

そこがまず面白い。

📚その2📚読み合いが面白い

他の拡大再生産ゲームにありがちなんですけど、自分の手番に出来ることが多すぎるゲームって結構あるんですよね。

そうすると「次俺がやろうとしてたのに先にやられたー!」ってことが起こらず、みんなで遊んでるのに自分だけ別のゲームを遊んでいるような気分になる瞬間が訪れる。

でもこのゲームは、手番に出来ることがシンプルなので、プレイヤー同士で「このターンにやろうとしてたこと」が割とかぶるんです。

だからこそお互いの行動の読み合いや、出来ることの取り合いが頻繁に発生する。

ここも面白い。

📚その3📚ゲームを理解していく面白さ

さっきサラッとルールを書いたのですが、このゲームは正直やりながら覚えていくゲームだと思います。

9枚の旅団カードには普通の能力と強い能力と2つある、と先ほど書きましたが、

プレイを重ねるごとに「あ、この能力ってこう使えばいいんじゃない?」
とか
「あ!このタイミングでこのカードを出すといいんじゃない??」
といった気付きがいっぱいある。

だからこそ「もう一回やろう!」と言いたくなるんです。

終わりに

「相手はどんなカードをもってるのか?」
「自分の出すカードはこれでいいのか?」
といった推理要素が多く、ドキドキしながらプレイできました。

自分が拡大再生産のニガテな部分である
長くて重くて飽きることは一切無かったです!

サクッとしつつもウーンと悩める最高のゲームでした!


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