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サラリーマンから脱出することが、幸福感を得るためのほとんど唯一の方法である

仕事がきつい、時間がない。このセリフは会社勤めをしている人であれば
誰でも一度は口にしたことがあるはずです。

では、他の会社に移れば労働環境は改善されるのか?

答えは「NO」です。

たしかに、業界や会社規模によって多少ましになることはあったとしても、根本的な忙しさに変わりはないはずです。例えば、私はブラック企業とホワイト企業を両方経験しました。両者の労働量を肌感覚で比較すると、ブラック:ホワイト=10:7か10:8といったところです。具体的に、両者の勤務時間を比べてみます。

・ブラック企業
①土曜日は基本出勤
②年休取得は事実上不可
③一日の労働時間は10時間から13時間

・ホワイト企業
①完全週休二日
②年休取得は上限まで取得可
③一日の労働時間は8時間から9時間
※残業は最大でも1時間半。毎日定時過ぎから30分以内に帰れました。

上記のように両者の勤務時間は大きくわかるように思えますが肌感覚いうと、両者はあまり違いがないように感じたのも事実です。

原因を考えてみると、やはり一日8時間働くというコアの部分がある限り、残業や週休に違いがあったとしても、ブラックとホワイトの労働環境には、思いのほか大きな違いがないというのが、個人的な感想です。

そうだとすれば、根本的に労働者として働いている限り、仕事がきつい、時間がないという状況から脱却できないと思うのです。

では、どうすればいいのか?

答えは、労働者から資本家に成り上がるということです。

そもそも仕事がきつい、時間がないのは労働者として時間の切り売りをしているからです。幸福感を感じるために、「時間のゆとり」と「お金のゆとり」の両方が必要だとすれば、労働者というのは、「金」を得ると「時間」を得られず、「時間」を得ると「お金」を得られない、という矛盾した存在だということがわかります。

そうだとすれば、大切なのは、労働者を脱却して資本家になることで、「時間」と「お金」を得ることです。労働者という立場が矛盾を含んだものであることに気づき、資本の蓄積をして資本家に成り上がることが、資本主義の世界において幸福感を得るためのほとんど唯一の方法なのです。

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