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コラム⑩「ブラック企業から脱出した話」

ブラック企業から脱出するためにはどうしたらいいのか?

最も大切なことは、洗脳されないことです。ブラック企業は多くの場合、カルト宗教のような性質を持っており会社≒教団であったり、社長≒教祖のような感じで組織とそのトップへの絶対的な服従を求めてきます。そして、服従させるために労働者の恐怖心をあおり、洗脳するように仕向けてくるのです。

例えば、「この会社を辞めても他に仕事はなく野垂れ死ぬだけだ」とか
「他の仕事はもっと大変で、今の仕事が最高の環境だ」とか
「今の仕事を歯を食いしばって我慢すれば、老後には安定した幸せがある」とか

そんな感じの訓話を日々聞かされるのは洗脳としか思えません。しかも、人間は弱いもので、毎日そのような話を聞かされているとなんだかそれが正しいかのように思えてくるので怖いものです。

では、洗脳されないためにはどうしたらいいのか?

それは自ら逆洗脳を実行することです。                自分の場合、常にブラック会社のいいなりにはならないように心がけていました。えば、洗脳のような社長の訓話の最中には反論を頭の中で考えたり、訓話をメモして熱心に聞いているふりをしながら後で友人にこんなやばいことを言っている社長がいるとか笑いのネタにしていました。実際、わりと笑えます。
具体例を列挙すると、

・「会社を辞めると仕事がなく、牛乳配達員をやるしかない」
         ↑
 今は牛乳の配達とかそもそもないだろ。
 社長は年配なので今も牛乳配達を利用していることに由来します。

・「できるかできないかではなく、やるかやらないかだ」
           ↑
     自衛隊のパクリだろ。

・「土曜日も仕事をするのは私の時代の常識だ。だから土曜日も勤務を入れている。」
           ↑
昭和においては常識だったかもしれないけれど、現代にそのままあてはめてる意味が分からない。

・「真夏でもスーツにネクタイが常識」
        ↑
クールビズ知らんのかい。今時、真夏にスーツネクタイ着てたら、むしろ引かれると思うぞ。

こんな感じで笑いのネタできれば、社長の言葉を真に受けることはありません。

ブラック会社に勤務していた間ずっと、会社の言いなりにならないように、
自分の考えを保てるように工夫していました。その結果、自然とブラック企業からは離れることができたのです。やはり、しっかりした考えを持つのが最も大切ということです。他人の意見を無批判に受け入れて流される人というのはなかなか自分の流れで物事を進められず思い通りにならないのは当然でこれは労働環境の選択という場面でもあてはまるということです。

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