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未来の記憶「Future Memory」をつくる

2022年あけましたね♪
本年もよろしくお願いいたします
m(_ _)m

新年1発目のnoteは、未来の記憶「Future Memory」のおはなし。

通常「記憶」というのは、過去に見たり聞いたりしたものなど、過去の経験によって成り立っていますよね。

今回は、それを利用して未来の記憶をつくってしまおうというものです。

これは、コーチングにおける「ゴール達成」にも非常に強力なツールになりますので、「今年こそは」と思っておられる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

では、さっそくいきましょうか。

無意識(潜在意識)は騙せない

・新年の願い事叶ったことある?

年があけて、初詣に行った人も多いと思います。

初詣といえば、去年の感謝を伝える場だと思うんですが、みなさん、初詣に行って願い事とかしてませんか?

たしかに「今年も家族全員がケガや病気をせず~」みたいなものは叶うことがほとんどですが、それって初詣で願い事をしたから?といわれると、そういうわけもないですよね。

では、「今年は○○ちゃんと付き合えますように」とか「今年こそは○○で成功しますように」とかはどうでしょう。

御利益があるなら叶ってもいいはずなんですが、こちらの願い事はほとんどの人が叶ってないですよね。

なぜ願い事をしても叶わないのかというと、「願うだけ」だからです。

神頼みをする、いわゆる他力本願な人は、有名な神社で願い事や目標を掲げることで、何か特別な力がはたらいて導いてくれると思っているのかもしれません。

・願い事は叶わない

まず、願い事でよくある「~になれますように」や「~になりたい」、また「~になれる」というのは、ほとんど効果がありません。

これは、現状の自分を肯定していることばになり、現状の延長線上で願いが叶うと認識してしまうので、かえって現状維持するように働いてしまうんですね。

さらに言うと「今年こそは○○しない」とか「絶対こういう人間にはならない」ということばであっても、あまり効果はないんです。

これは「昨日タンスに小指をぶつけてしまって、爪が剥がれたんですよ」。でも想像しないでくださいね。と言われているのと同じで、聞いてしまうと爪が剥がれた様子を想像してしまいますよね?

だから否定形であっても、ことばにした時点で意識に上がってしまうので抵抗をうけます。

無意識(潜在意識)は騙せないんですね。

行動しないと現実は動かない

あたりまえの話すぎて笑われそうですが、それでも行動できない人がほとんどですよね。

行動すれば結果が出るとわかっていても、なかなかできません。なぜなら、人間は現状維持の動物だから。

昨日まで安全に生きてこられた現状を捨ててまで、わざわざ行動を起こそうとはしないんですね。

そう、ホメオスタシス(恒常性維持機能)です。

ホメオスタシスが、居心地のいいコンフォートゾーンから出ないように全力でとどまらせようとします。

つまり、むりやり目の前の現実世界を変えようとしても、とてつもない力で引き戻されるので、多くの人が道半ばで諦めてしまうんですね。

まあ、心のどこかでイヤだとかめんどくさいと思ってることをやっているのが原因でもあるんですが…。

ただ、これを乗り越えないことには目の前の現実が動かないのは言うまでもなく。

力でねじ伏せて強行突破するタイプの人もいますが、あなたも知っての通りホメオスタシスの強さは尋常ではありません。

それを上回るエネルギーを生み出してくれるのが「Future Memory」です。

「Future Memory」とは

・目の前の世界

まず大前提として僕たちが見ている世界は、昨日までの「記憶」で成り立っています。

たとえば、今日は何を食べようかなぁと思いを巡らせられるのは、過去に食べたものを記憶の中から思い出せるからです。

食べたことのないカブトムシの味は思い出せないですからね。

僕たちは、目の前にひろがる世界のすべてが見えているように錯覚しがちですが、知らないものや重要じゃないものは見えていません。

映画やドラマでいうエキストラと同じで、景色の一部として溶け込んでいるので認識することができないんですね。

なので「今」、あなたの目に映っているものは、あなたが過去に認識したことがあるものだけで構成されているわけです。

・モチベーション

たとえば「あそこで食べたラーメン、また食べたいな」→「よし、明日食べに行こう」のようにモチベーションが湧いてくるのは、1度食べた記憶があるからですよね。

目の前に運ばれてきたラーメンの匂いや味、また店の雰囲気や店員さんの笑顔など、その時の情景を五感がおぼえているからまた行きたくなるわけです。

なので「また行きたい」と思った時点から、その目的を達成するまで脳内からドーパミンが流れるので行動に移すことができるんですね。

脳内の報酬回路(リワードシステム)は先に出るようになっているので。

馬の目の前にニンジンをぶら下げて「ほれ、ほれ、食べたいならもっと走れ」と報酬を先に出して行動を促すのがドーパミンです。

・未来の記憶をつくる

うっすら見えてきましたか?
さすが鋭いですね♪

このメカニズムを利用して、まだ見ぬ「ゴールを達成している未来」があたかも起こっているかのように、記憶をつくることで、行動を促すためのエネルギー(ドーパミン)をドバドバ出してしまおうというのが「Future Memory」です。

ここでいつもお伝えしている話と繋がってきましたね。

目の前の「現実世界」よりも「ゴールの世界の臨場感」が上がれば、ゴールの世界を本物の世界だと脳は認識するんでしたよね?

本来であれば、目の前の「記憶で成り立った現実世界」に勝ち目はないはずなんですが、自分の記憶を分解して再合成することで、「ゴールの世界」をつくりあげることができるわけです。

未来のできごともうまく合成すれば、目の前の現実と同じ臨場感になるんですね。

ということは「あのとき食べたラーメン」が、また食べたくなるのと同じように、「ゴールの世界」にまた行きたくなるという現象が起こるわけです。

だって、「ゴールの世界」が記憶に残ってるから。

○○は臨場感技術

ゴールの世界に臨場感を感じるための方法として、「アファメーション」は有名ですよね?

にもかかわらず、アファメーションを唱えてもイマイチ効果を感じられない、結果がでないという人がいます。

そういった人は、ネット上に流れている間違ったアファメーションを唱えている可能性があります。

とくにスピリチュアル系で「アファ」とか略してるような人の記事は、催眠術や暗示だと勘違いしているような内容だったりします。

アファメーションは暗示ではなく、臨場感技術です。

多重人格の人が、表に出てくる人格が1つであるように、選ばれるゲシュタルト(人格、自我)は1つだけ。同時に出てきたり、性格が混じりあって出てくることはないんですね。

わかりますか?

「ゴールの世界に生きている人格」を選ばせるためにアファメーションはあるんです。

であればゴールまでのプロセスも楽しめるはずですし、途中でエネルギーが切れることもないですよね?

今年は僕も「Future Memory」を利用しまくって、ゴール側に吸い寄せられようと思います。

ぜひあなたも試してみてくださいね♪

では、2022年も楽しみましょう!!

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