見出し画像

子宮筋腫ができて手術を決めるまで

自分が色々とネットで病気を検索する中、なんだかんだと体験談がとても参考になったので、誰かのためになるといいなと思い、自分のことも書いておこうかな、と思い書き始めることにしました。

私という人

  • 40代後半独身

  • 東京在住

  • リモート勤務

  • ワンコ一匹同居

これが私という人間のステータスです。

婦人科まわりの経緯

婦人科周りの疾患の履歴をまず書き出してみようと思います。
4年生、10歳の時に生理が始まりました。当時は母が働きにでていたので帰っても家にいなくて、多分ナプキンを使わないといけないけどどうしよう、と思ったことを覚えています。
思えば10代のころから経血量が多く、学校帰り気づくと高校の制服のスカートに経血がついていたこともありました。今思い出してもざわつきます。
人と比べようがなくて自分の経血量が多いのかどうかわからないけど、とりあえず辛いから行ってみよう、と20代で初めて婦人科に行ったら子宮内膜症と診断されたこともありました。その治療も兼ねてそれ以降低用量ピルを服用し始めました。30歳で海外にしばらく行くことになったのですが、それをきっかけに低容量ピルは辞めました。
30代半ばで日本に戻ってきて、健康診断では、子宮頸がんの診断で一度は引っかかるものの、精密検査をすると陰性かASC-US(軽度扁平上皮内病変疑い)ということが何度か。30代後半で一度、子宮ポリープがあると言われ取りました。麻酔はかけましたが、日帰りの手術でした。

子宮筋腫ができた

40代になり人間ドックに行き始めて、子宮筋腫で初めてひっかかったのは2018年でした。それ以降毎年「筋腫あり」として引っかかるものの、先生も「気にしなくても大丈夫」というスタンスだったので、正直あまり気にせずに生活していました。
というのも、2020年には今度はマンモで引っかかり、乳腺石灰化やら乳房腫瘤だのと診断されてしましました。当時の私は筋腫よりもよほどそちらの方が心配で乳腺科に通いました。現在こっちは完治した模様(今年のマンモでも引っ掛からなかった)なのですが、それはまた別途お話しすることにします。

2022年の人間ドックまでは、鷲卵大と書かれており、どうやらガチョウの卵のサイズのことのようです。この間、定期的に婦人科には行っており(3ヶ月に一度くらい)、経血量が多くなってきていたので、止血剤をもらったり、鉄分を飲んだりはしていましたが、現状維持で良さそうな印象でした。私自身も筋腫があるものの、生理時以外特に気にしてはいませんでした。

筋腫が成長する

2023年2月の人間ドックでも、もちろん経過観察として引っかかったので、いつもの定期検診のつもりで4ヶ月後の6月に婦人科にいったところ、先生が「あれ、筋腫がとても大きくなってる」といい、エコーで診てみたところ、この時すでに14センチにまで大きくなっていました。たった数ヶ月のうちに手術を考えるようなサイズまで大きくなってしまっていました。私自身とてもびっくりしましたが、先生は、「たまにこういうこと(短期間で急激に大きくなること)あるんだよねぇ」と言っていました。そしてこの時初めて「手術」も選択肢のひとつだと言われました。筋腫としてはだいぶ大きいが、現状まだ生理は終わりそうにいない、よって大きくなり続けてしまうから、です。

この時点では、まだ経血量が二日目に多い以外の日常生活での不都合があまりなかった(と少なくとも感じてた)ので、手術については「考えてみます」とだけして、いつものお薬をもらうだけにしました。ただ大きさが心配なので3ヶ月ごとに必ず経過観察しようということになりました。

ただ太ったと思っていた

実はこの頃、自分では「太ったな」と思っていたんです。2022年の終わりに保護犬(男の子)を保護して、そこからは彼が中心の生活になっていました。コロナになった2020年から2022年は、1日1万歩を歩くを目標に毎日生活をしていたので、歩くか走るかして日常的に運動をしていたのです。しかし彼が来てからは、朝晩のお散歩にはいくものの、自分のペースでの運動は皆無でだんだん体重が増えてきているのも実感していました。お腹が出てきたのを特に気にしていたのですが、「ああ、太ってしまったこんなにお腹が出てきてしまった」と思っていました。

あと、ピラティスに週一通っているのですが、だんだんとうつ伏せのポーズに違和感が出てきました。お腹が押されるとお腹の中に何かボールのようなものがあるんです。ドローインといってお腹を凹ますことが求められるのですが、お腹が凹まない!何かがあって全く凹まないのです。これも今考えれば筋腫が大きくなったせいなのですが、お恥ずかしながら、すぐにはピンときてませんでした。
なので、2023年は薬をもらいにだけ数ヶ月に一回婦人科には行き「手術どうする?」と聞かれるものの、決断しかねる、ということを続けていました。

筋腫の影響

  • おそらくほぼ開腹手術となる

  • 年齢的にも子宮全摘となる

この2点は先生に当初から伝えられており、開腹手術をされた方のブログをみたり、子宮全摘とはどういうことなのかを自分なりに考えたりして過ごしていました。それでも、手術をするという結論には至りませんでした。子宮ポリープを取った手術で麻酔に落ちる時に少し怖い思いをして、できれば麻酔をする手術はしたくないと思っていたからです。

とはいえ、だんだんと筋腫の巨大化による影響が多くなってきていました。

生理二日目の経血量がだいぶ多くなっていました。特に量の多い日用タンポン、スーパープラスが数時間で溢れてしまうくらいの量です。1日にタンポンを4-5本使います。それが丸一日続くのです。
寝る時はタンポンを使いたくないので、吸水パンツの特大を買って、そこに夜用のナプキンをつけて寝ても、朝起きたらシーツについてしまっていた、なんてこともありました。40歳をすぎて生理の経血量でミスをすることは、それなりにストレスでした。だるさとむくみ、眠気など体調も悪いので、生理二日目はもうほとんど使い物にならなくはなっていました。リモート勤務であることを、これほどありがたいと思ったことはありません。

手術はまだ決断できないけど、何か筋腫に対してできることはないかと、いろいろググり、漢方に出会うことになります。これもまた別に書きたいと思います。

2024年は1月に人間ドックを受けました。人間ドックの婦人科の先生も、昨年の筋腫のサイズとは比ではないことにかなり驚いていました。
この頃にはもうエコーでは正しいサイズが測れない(全部が映らない)と言われていました。20センチ強はあったのではないかと思います。

このあと、2024年の8月に子宮筋腫を取る手術をすることを決めました。
決めるまでに至った経緯は、また次回投稿したいと思います。

#子宮筋腫 #腹腔鏡手術

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?