アジア紀行~インドネシア・バリ島男3人漫遊編①~
今回からバリ島編に入ります。バリ島は私が海外でもっとも多く訪れた所です。「地上最後の楽園」とか「神々の島」と呼ばれるバリ島。私が初めて行ったのは1987年の夏でした。オーストラリアや欧米の観光客はけっこういましたが、日本人にはまだ遠い島だった時代です。
その時の旅については、またいつか書きたいと思います。
今回の「バリ島男3人漫遊編」は、1993年の「セラム島・幻の巨大チョウを求めて」の旅の後編になります。
デンパサール国際空港
アンボン島の空港を飛び立った我々の飛行機は、スラウェシ島を経由して、18:45にバリ島の州都デンパサールに到着した。デンパサール国際空港の正式名は「ングラ・ライ国際空港(Ngurah Rai International Airport)」という。「ングラ・ライ」とは、独立戦争の英雄とされる将軍の名前だ。「ン」から始まる名前は、日本人にとって珍しい。
空港の Hotel Service Counter でクタ(Kuta)のホテルを予約する。以前泊まったことのある「Kuta Cottage」が工事中でダメだというので、「Kuta Seaview Cottage」というホテルに泊まることになった。3人部屋で$55だから、高くはないだろう。
タクシー・チケットを購入して、空港前に停車している車に乗り込む。ホテル名を告げたのに、運転手がほかのホテルを勧めたり、明日の予定をきいたり、バリニーズ・ガールはどうかとか、うるさかった。
バリ島最初の夜
到着したホテルは海のすぐそばにあり、案内されたコテージもなかなか快適だった。到着は夜なので、翌朝写真を撮った。
荷物を部屋に置いて、クタの町に出る。もう夜の8時。レギャン通りはさすがに賑やかだ。今日はまだまともな食事をしていないので、チャイニーズフードとシーフードのレントランに入る。店の入口には新鮮な魚介類が並べられている。人気の店なのか、客が大勢いてしばらく待たされるが、その間メニューを検討。ロブスターを注文すると、品切れというのでガッカリ。仕方がないので、prawnを500g注文する。中型のエビだ。クルマエビかな。ほかに、イカ、ハムオムレツ、サラダ、スープ。そして冷たいビール。
トータルでRp.52,000だった。みんな満足して店を出る。
しばらく賑やかな通りをぶらぶら歩き、時折気になる店をのぞく。KUL-KULという店で、「JANET」のミュージック・テープを購入する。まだCDとカセットテープが共存している時代だった。
時計を見ると、もう10時を回っているので、ホテルに帰ることにする。
長い一日だった。明日はウブド(UBUD)に移動する予定だ。
今夜は久しぶりにゆっくり眠れそうな気がする。