見出し画像

東京は突然の春だった!

noteをはじめて4ヶ月あまり。今回は5日間のブランクができました。
この間、5年ぶりに東京へ行ってました。完全なお上りさん気分です。
一人暮らしの息子に会い、親戚を訪ねて歓待を受け、その後2日間は都内の美術館と狛犬巡りに費やして、帰阪しました。
この数日で、東京は一気に春が来た!という感じでしたね。

福生市の多摩川べりは寒々としていた

3月26日。最初に訪れたのは、東京駅から西に40kmほど離れた福生市。福生は「ふっさ」と読みます。

画像1

この日はいつ降り出してもおかしくない曇天で、多摩川の堤防に立つと肌寒さを感じるほどでした。桜並木の桜たちもほとんど蕾のままで、みごとに咲き誇ったときの姿は、想像するばかりでした。

福生市多摩川縁

福生市多摩川縁2

春の兆し

3月27日。前日は親戚の家に泊めてもらいました。早朝、表に出てみると、庭のミモザが満開。裏山ではウグイスが鳴いています。

ミモザ

オオアラセイトウ

これは「オオアラセイトウ」の花。別名「ムラサキハナナ」といって、アブラナ科の花です。

相模原市の「本沢ダム」の城山湖に行きました。揚水式発電所のための人造湖です。山の上にあるので、気温は低め。桜の開花には少し早かったようです。

城山湖

この後、大正天皇の多摩御陵と昭和天皇の武蔵野御陵に向かいました。広大な敷地に、お二人とそれぞれの皇后の陵墓があります。
昭和天皇の御陵のそばの桜の木が、1本だけ満開でした。桜を見ると春を実感しますね。

昭和天皇の武蔵野御陵の桜

相模原市のJAXA宇宙科学研究所に行きました。中庭に実寸大のロケットが展示されています。

宇宙科学研究所

夜は都内のホテルに宿泊。近くを散策していると、坂の上がぼんやりと明るく浮き上がって見えます。ライトアップされた神田明神でした。

神田明神楼門

神田明神桜1

桜を背景にする富士塚の上の狛犬さん。

神田明神狛犬と桜

曇り空の夜でしたが、生暖かい空気です。明日は暖かくなりそうな予感がしました。

春が来た!

3月28日と29日は、都内の美術館と寺社の狛犬巡りです。
28日は好天に恵まれ、歩いていると汗ばむほどの暖かさでした。
最初に湯島聖堂を訪れました。17世紀、徳川綱吉の時代に建立された孔子廟です。当初の建物は関東大震災で焼失し、現在のものは伊東忠太が設計して復元されたものです。
屋根の上には、伊東忠太らしい聖獣がいます。

湯島聖堂1

湯島聖堂桜

この日のいちばんの目的は、都内で最古の石造狛犬がある目黒不動尊(瀧泉寺)です。目黒線の不動前駅で降り、参道に近づくと出店が見えます。彼岸会がまだ続いている上に、境内の桜が満開とあって、参拝客が大勢いました。狛犬撮影には最悪のコンディションです。
(目黒不動尊の狛犬については、別途noteに記したいと思います)
朱塗りの社殿にピンクの桜、そして青空。春ですね~。

目黒不動尊本殿

目黒不動尊桜

このあと、大円寺~大鳥神社などを回って渋谷に出ました。途中、目黒川までやって来ると大勢の人が集まっています。川縁の桜を見る人たちでした。

目黒川桜

この日は、本当は東京都庭園美術館に行きたかったのですが、月曜日で休館。そこで月曜日でも開館している展覧会をさがすと、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムの「ミロ展」がありました。ミロは大好きな画家なので、迷いなく決まり。
ということで、「ミロ展」を観てきました。

ミロ展1

(美術展については、別途noteに記したいと思います)
ミュージアムを出ると、もう午後4時過ぎ。歩き疲れた上に、渋谷の街の雑踏には馴れないので、ホテルに向かいます。

冬に逆戻り!

3月29日。曇り空。昨日の最低気温が今日の最高気温になるという予報です。旅の身の上では、天候に合わせて着替えられないので大変です。せめて雨だけでも降らないでほしい・・・。
この日は千駄ヶ谷まで出て、渋谷区の鳩森八幡神社と穏田神社に参拝し、途中でワタリウム美術館に行く計画をたてました。
鳩森八幡神社には都内最古(寛政元年・1789年築造)の富士塚があります。富士塚とは富士に見立てた人造の小山で、しばしば富士山の溶岩が使用されます。富士塚に狛犬が配されることもよくあります。
富士塚は、大阪にはもちろんないので、私には珍しいものです。

鳩森八幡神社富士塚説明板

残念なことに、富士塚内は立ち入り禁止になっていました。富士登山断念!

鳩森八幡神社富士塚

鳩森八幡神社富士塚と狛犬

ワタリウム美術館は、ここから歩いて20分ほど。寄り道しながら行ったので、到着したのはお昼前。
ワタリウム美術館は、国際的なコンテンポラリーアートを展示する美術館です。訪れるのは初めてでした。今回は、「視覚トリップ展」と題して、ナムジュン・パイク、ヨーゼフ・ボイス、アンディ・ウォーホル、キース・へリングなど、15人のアーチストの作品が展示されていました。

ワタリウム美術館1

(美術展については、別途noteに記したいと思います)

ワタリウム美術館の後は、珍しい狛犬のいる穏田神社にお参りし、明治神宮前から東京駅へ。この日も歩き疲れて、予定より早めの新幹線で帰阪しました。

行きつ戻りつの季節の中を、大阪~東京を行きつ戻りつした3泊4日の旅でした。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?