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小学校。

認められたくて。

習い事を必死に頑張り
ただ、認められたかった。

しかし母からの要求は
どんどんエスカレートして
少しのミスも許されない状況の中、耐えた。

笑わない私は女子のグループに
属すること無く孤独だった。

1番の地獄は給食。
食べ物の好き嫌いは有れど我慢すれば
済む事だが…

毎週、金曜日の担任の先生の提案で
友達と食べる日だった。

いじめの標的にはならなかった。
いや、なれなかった。

空気より薄い存在だったのかもしれない。

ひとりぼっちで食べる子が居たら
友達と食べる日を無くすと言った担任の言葉で
私の押しつけ合いが始まる。

結果として…
週替わりで仲の良くもない人達と
無言で食べる給食は地獄でしかなく
とうとう金曜日は子供ながらに
早退をした。

本当に申し訳ない。

ぼっち飯でも気にしないので
担任の必要以上の提案も取り消して
放置してくれたら、どれほど良かっただろう。

両親にも不審がられては居たが
産まれ持って膝が痛い謎の疾患が有るので
それを理由に何とか早退を続けた。

休み時間は、1人で絵を描いていた。

好きなアニメや
子供ながらに図書室に置いてあった
デッサンの本を読みながら
オリジナルキャラクターや
洋服のデザイン。

今、見返すと稚拙だが
私にはそれが唯一の楽しみだった。

府内でのコンテストでは賞を貰ったり。
それと同時に、美術系に進む選択肢も出来た。

が、私の人生はそう甘くは無かった。


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