私から見た海士町
こんにちは。komaiのとうまです。
今回は「私からみた海士町」というテーマで島の概要等はすっ飛ばして島で暮らしたときの日常を少し切り取って書いてみました。
細かいことばかりなので期待せず読んでください。
強制爆音目覚まし
海士町の朝は爆音。
その音は毎朝6:30に必ず鳴る。
島に来て迎える初めての朝、家に備え付けられたラジオから聞こえるその音で私は飛び起きた。
どれくらい爆音かというと、
家の前で突然救急車のサイレンが鳴ったぐらいでかい。
音楽のチャイムと共になるこの爆音は、日によっては船の欠航のお知らせや税金の締切などを知らせる島内放送の様なものだ。
私にとってはこれが「島だなぁ、、。」と思う1番初めの出来事になった。
はじめは面食らったが、すぐにこれで寝坊や遅刻はしないで済むなと思い余裕で二度寝した。
しかし人間の適応力というのはすごいもので、1週間もすればその爆音にも慣れ、この文章を書いている今では鳴っていることにさえ気づかない日もあるのである。
さらに今では、その放送で船欠航の連絡が来たら、(波が荒れて船が出ないから)きょうは魚屋には魚は並ばないなぁとか他の島から船で通勤してくる人はきょうは休みだなぁなどと思うのである。
思えば、大阪にいる頃には夜のニュースでお天気コーナーの 明日の波の高さ なんて気にも留めなかった。
飲み会の時に終電何時?みたいな感覚で
終船(しゅうふね)何時?とか
明日は波が荒れそうなのできょう帰ります!
なんて当たり前のように言う日が来るなんて想像もしてなかった。
やはり人間の適応力はすごい。
そしてきょうも明日も私が3ヶ月の島体験を終えて離島してもきっと毎朝6:30に強制爆音目覚ましが海士町の朝を告げる。
かめ乃チャレンジ
島暮らしでの楽しみは主に「食事」である。
私たち10月期の島体験生(20人程)は、毎週金曜に研修という名目で皆んなで集まる。
そこでは今週1週間の振り返りをしたり地域の方々とつながる企画をしたりする。
私はその昼休みに、同じ島体験生と食べるご飯の時間が楽しくてたまらない。
もちろん島体験生と一緒に食べれることも楽しいが、私には別の楽しみがある。
それこそが「かめ乃チャレンジ🔥」だ。
チャレンジ内容は簡単で、島にある「かめ乃」という飲食店がその日営業しているかどうかを見に行くという極めてシンプルなもの。
※写真の青のランプが光っていたら営業中のサイン
このチャレンジの面白さは、何曜日に営業しているのか島生活初心者の私たちはまだ把握できていないと言うこと(ワクワク感)。
店までの海岸沿いの道が絶妙にカーブしており店の前まで行かないと営業の有無が確認できないという地形。
そしてなにより私が店の前を通る時に限って営業していない事が多いと言うこと。
⚠️上記はあくまで私個人の感想でお店はしっかり営業していますよ〜!
このチャレンジに成功した時、
あの青のランプが光っていた時、
難関を乗り越えこの奇跡に立ち会えた時、
そのメンバーで食べるかめ乃のご飯が最高に美味い。
くだらないとか、暇かよ!と思うかもしれないが、この島に来てから一見不合理なことが案外生きる上での癒し(?)のようなものになっている気がする。
私からみる海士町は、私に少しだけ癒しをくれるそんな場所である。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
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