(データで見る)新Mリーガー候補者のファンはどのチーム推し?醍醐さん・矢島さん、HIRO柴田さん、黒木さんを例に分析。

フォロワー数だけではわからないファンの「色」

よく選手の人気度を測るのに「フォロワー数」が機械的に用いられます。
すごくわかりやすい指標ではあるのですが、今やSNSが銀行破綻に追い込む時代。
より突っ込んだ分析が必要となる場面が多く見られますし、おそらくMリーグチームのオーナー企業もいろんな場面で分析しているでしょう。

本稿では、「おそらくどのオーナー企業もやっているであろう分析」である「各候補選手のファン層の分析」をしていき、Mリーグの新選手ドラフト指名に関する議論の本格化に備えていこうと思います。

醍醐さんを例にとって基礎概念を説明

IKUSAに参戦しないがゆえに「ドリブンズ内定?」と言われている醍醐さん。
フォロワー数は1万人超えと十分な数なのですが、本当にドリブンズ色の選手なのか、というと、もう少し深い分析が必要になってくるわけです。

これから各候補選手のファン層を分析していくわけですが、基礎的な考え方を説明すべく、本稿を書いてみます。

フォロワー数=ファン層の大きさを測る指標

まず、醍醐さんのフォロワー数は11,650人
フォロワー数は十分な数字に思えます。
ただ、これだけだとファン層の大きさは見当がついても、その「色
」まではわからない
わけです。

醍醐さんのフォロワーの推しチームは?

では、次に醍醐さんのフォロワーの推しチームを見てみましょう。
醍醐さんのフォロワーのうち何人が各チームをフォローしているかを見てみます。

<チーム別フォロワー数>
1位 U-NEXTパイレーツ(7,455人)
2位 赤坂ドリブンズ(7,247人)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部(7,194人)
4位 セガサミーフェニックス(7,129人)
5位 渋谷ABEMAS(7,031人)
6位 KADOKAWAサクラナイツ(6,767人)
7位 TEAM雷電(6,662人)
8位 EX風林火山(6,612人)

こういう順番になりました。
各チームあまり差がないように見えますね。
ただ、実は醍醐さんのフォロワー11,649人のうち「全8チーム」をフォローしている「Mリーグ箱推し」は4,927人いるので、これを除く

<チーム別フォロワー数(箱推し除く)>
1位 U-NEXTパイレーツ(2,528人、全フォロワー中22%)
2位 赤坂ドリブンズ(2,320人、20%)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部(2,267人、19%)
4位 セガサミーフェニックス(2,202人、19%)
5位 渋谷ABEMAS(2,104人、18%)
6位 KADOKAWAサクラナイツ(1,840人、16%)
7位 TEAM雷電(1,735人、15%)
8位 EX風林火山(1,685人、14%)

と違った姿が見えてきます。
さらには、醍醐さんのフォロワーのうち「1チームだけフォローしている」人を数えてみたところ、以下のような姿になりました。

<単推しファン数>
1位 U-NEXTパイレーツ(304人)
2位 赤坂ドリブンズ(246人)
3位 セガサミーフェニックス(200人)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部(187人)
5位 渋谷ABEMAS(150人)
6位 KADOKAWAサクラナイツ(119人)
7位 TEAM雷電(89人)
8位 EX風林火山(54人)

というわけで、ファン層だけを見ると、実は醍醐さん、巷で言われているよりも遥かに「パイレーツ色」の選手ということができます。
そして、「風林火山とはファン層が重ならない」ということも指摘できます。
仮に醍醐さんがファン層の拡大を志向するのであれば、おそらくIKUSA参戦は良手だと思いますが、他のお仕事等との兼ね合いもあるので、ここはなかなか難しいところですね。

矢島さんは?HIRO柴田さんは?

醍醐さんだけだと寂しいので、同じく数年前に団体最高タイトルをとった矢島さん、あとはいわゆる雷電への指名を予想する声の多いHIRO柴田さんの例を見てみましょう

矢島さんの例

フォロワー数=8,150人

<チーム別フォロワー数>
1位 U-NEXTパイレーツ(4,811人)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部(4,746人)
3位 渋谷ABEMAS(4,681人)
4位 セガサミーフェニックス(4,538人)
5位 赤坂ドリブンズ(4,535人)
6位 KADOKAWAサクラナイツ(4,470人)
7位 EX風林火山(4,416人)
8位 TEAM雷電(4,325人)

<チーム別フォロワー数(箱推し除く)>
1位 U-NEXTパイレーツ(1,596人, 20%)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部(1,531人, 19%)
3位 渋谷ABEMAS(1,466人, 18%)
4位 セガサミーフェニックス(1,323人, 16%)
5位 赤坂ドリブンズ(1,320人, 15%)
6位 KADOKAWAサクラナイツ(1,255人, 15%)
7位 EX風林火山(1,201人, 15%)
8位 TEAM雷電(1,110人, 14%)

<単推しファン数>
1位 U-NEXTパイレーツ(164人)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部(137人)
3位 渋谷ABEMAS(119人)
4位 KADOKAWAサクラナイツ(106人)
5位 赤坂ドリブンズ(79人)
6位 セガサミーフェニックス(66人)
7位 EX風林火山(54人)
8位 TEAM雷電(40人)

思ったよりもパイレーツ色が強く、ドリブンズ色が薄いという意味で、想像と違う姿が見えるのではないでしょうか。

HIRO柴田さんの例

フォロワー数=6,365人

<チーム別フォロワー数>
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部(4,073人)
2位 EX風林火山(3,663人)
3位 TEAM雷電(3,637人)
4位 セガサミーフェニックス(3,599人)
5位 渋谷ABEMAS(3,486人)
6位 U-NEXTパイレーツ(3,452人)
7位 赤坂ドリブンズ(3,362人)
8位 KADOKAWAサクラナイツ(3,341人)

<チーム別フォロワー数(箱推し除く)>
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部(1,516人, 24%)
2位 EX風林火山(1,106人, 17%)
3位 TEAM雷電(1,080人, 17%)
4位 セガサミーフェニックス(1,042人, 16%)
5位 渋谷ABEMAS(929人, 15%)
6位 U-NEXTパイレーツ(895人, 14%)
7位 赤坂ドリブンズ(805人, 13%)
8位 KADOKAWAサクラナイツ(784人, 12%)

<単推しファン数>
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部(259人)
2位 TEAM雷電(72人)
3位 セガサミーフェニックス(63人)
4位 EX風林火山(58人)
4位 KADOKAWAサクラナイツ(58人)
6位 渋谷ABEMAS(40人)
7位 U-NEXTパイレーツ(36人)
8位 赤坂ドリブンズ(28人) 

この結果を見ると「意外にKONAMI色なんだなぁ」というのがよくわかりますね。

黒木さんの例

さらには、連盟の広報部長を辞められて、Mリーグ入りの準備待ったなしの黒木さんでも分析してみました

フォロワー数=10,517人

<チーム別フォロワー数>
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部(5,857人)
2位 セガサミーフェニックス(5,297人)
3位 TEAM雷電(5,228人)
4位 EX風林火山(5,192人)
5位 渋谷ABEMAS(5,059人)
6位 U-NEXTパイレーツ(5,031人)
7位 KADOKAWAサクラナイツ(4,985人)
8位 赤坂ドリブンズ(4,830人)

<チーム別フォロワー数(箱推し除く)>
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部(2,265人, 22%)
2位 セガサミーフェニックス(1,705人, 16%)
3位 TEAM雷電(1,636人, 16%)
4位 EX風林火山(1,600人, 15%)
5位 渋谷ABEMAS(1,467人, 14%)
6位 U-NEXTパイレーツ(1,439人, 14%)
7位 KADOKAWAサクラナイツ(1,393人, 13%)
8位 赤坂ドリブンズ(1,238人, 12%)

<単推しファン数>
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部(431人)
2位 セガサミーフェニックス(173人)
3位 TEAM雷電(172人)
4位 KADOKAWAサクラナイツ(124人)
4位 EX風林火山(103人)
6位 渋谷ABEMAS(89人)
7位 U-NEXTパイレーツ(81人)
8位 赤坂ドリブンズ(55人) 

この結果を見ると、次にKONAMIに席が空いた際には、柴田さんを差し置いてKONAMI入り待ったなしと言えるでしょう。
あとフェニックスファンに(意外に?)愛されているとも言えます。

というわけでこれをボチボチ続けていく

子どもが宿題しているときに、横でこそこそと分析して、シーズン後の議論本格化に備えたいと思います。。。。

あと、まだサンプル数は少ないですが、巷で言われているよりも「連盟系」vs「非連盟系」の色分けはないように思いました。
結局のところ、ある程度の推しチームはあるものの、箱推しファンが多いというのがその要因かと思われます。

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