東京喰種、東京喰種:re、をようやく一周した話。

【はじめに】
とりあえず最後まで読みたいが為に流し読みしたので正しく読み取れていない箇所があるかと思います。

有名なのに中々食指が動かない、という事がよくある私です、こんばんは。
例に漏れず東京喰種も名前しか知らず、:reの存在も知らず、2018年に完結していた事も知らない程度に通り過ぎてきた作品でした。

ここまで素通りしてきた原因を自己分析していくと、一つは表紙。
バチコリ単行本派なので平積みされているのを見て、表紙買いする事もあれば、その逆もあるわけで。そうなんです、絵柄があまり好みでなかったんですね。どちらかというとパキッとした硬い線の絵が好きなので、特に一巻の表紙超儚くない?消えそうじゃない?静かすぎない?なんか小難しそうな話なのかな~なんて思ってそのまま終了した記憶があります。

もう一つはアニメ化。どうしてだがわかり兼ねるが、アニメ化決まると原作読む気がスーッと遠のく。まだ時期ではない、という謎の感覚に見舞われる。なにこれ?厨2病特有の流行りものに素直に飛びつけないってやつの後遺症なの・・?
※アニメやアニメ化を否定しているのではなく、私が個人的にアニメやアニメ化に対してモチベーションをあげにくい、というお話しです。

そして今更なぜ読む気になったかというと、
凛として時雨のunravelにハマってしまったからなんですねぇ~・・。覚える為にYouTubeとか見るじゃないですか?そうするとコメントで「ここの歌詞があのシーンとリンクしてて好き」とか、「〇〇の立場で聞くとつらい」とか盛り上がってるのみて、ふーん見てやろうじゃん?という上からの姿勢で(今まで興味ないを貫いていた手前ワクワクするのが悔しい)、お得意のツタヤレンタルで1~7巻まで借りてきたのが、先週末の出来事でした。


結論から言うと、7巻で止まれず、:re含め完走しました。データ版で購入、想定外のクレカ決済です。有難うございます。

ストーリーについて
お話しとしてはまあ想定内の終わりかなと思いました。捕食する・される。復讐する・される。これらは常に対象から対象へ移り行き、決して消える事がない現象。つまり人間であっても、喰種であっても、存在し続ける間は無くならない問題ですよね。
最後は人間・喰種共通の敵が出来て共同戦線が組まれて協力していきましょうで終わりましたね。
お互いがお互いを尊重し成り立つようになった関係ですが、喰種が人間よりも強い(生きる為に必要な最低限の食事量が少ないという特性)により、人間に歩み寄って貰っているような世界に感じました。
というか、あの世界って東京23区以外の国内の事はちゃんと描写されてない・・・よね?23区が日本の全てみたいになってたけど地方はどうなってたのかな。もしかしたら地方はとっくに喰種が支配していて人間が地下にいたのかも知れないですね。


登場人物について
喰種は登場人物多くて全員の顔と名前と人物像が一致していません!まず一周じゃ覚えられませんでした。まだまだ謎が多いのでここは二周目でよく読み込んでいこうと思います。

私は基本ヒーロー・ヒロインより脇役を好きになりやすいんですが、喰種に関してはカネキくん一択でした。カネキくん自体が色々変わっていくけど、佐々木琲世になる前のカネキくんが好きでした。一つ、佐々木排世の個体はどこの白鳩の遺体?だったんだろうね。結局カネキくんに吸収されちゃうからあえてそこに設定はなかったのかな?とも思いました。
MVPは間違いなく永近秀良でしょう。有馬貴将が白日庭出身のチーターであった事が発覚し、文句なしで人間界のチートキャラと認定しました。前回書いた、バイオーグトリニティの極子に近いポジションだと思うのだが、画面外の暗躍行動がすごい。あとなんで生きてる?お前も中々喰種だろ?と疑いたくなるようなしぶとい生命力。カネキくんの心の支柱、好きだからって命ドカドカ平気で差し出す、友情を越える何かを感じざるを得ない。

気になった事
バトルでありがちなインフレ現象。せっかく赫子という特有の武器があって、それぞれに相性があってっていう設定が終盤は全てが無になっていた。もうアメーバVSアメーバで再生追いつかなくなるまで殴り続け、心を満足させるか、折り合いつけるか、でしか決着が付かない。だけど心を折って負かすってシーンはなかったな。東京喰種は主要人物の全てに救いがあるんだよね。と、ここでヤモリを思い出した、やつは救いがない気がしてきたけどシカタナイネ()


まとめ
話自体は難しくなかったけど、多様な登場人物たちの関係が入り混じる泥臭いヒューマン?ストーリーであったと思います。カネキくんの生涯を切り取った、世界から見た一コマを楽しませてもらいました。

2周目は関係図書きながら読みたいと思います。

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